老舗メーカーのアキレス株式会社が、2019年6月27日付で重要な組織改革と人事異動を発表いたしました。特に同社の主力であるシューズ事業の体制を大きく刷新する内容となっており、業界内外から大きな注目を集めています。今回の改革は、市場の変化に対応し、さらなる競争力を高めるための攻めの一手と見て取れるでしょう。
今回の組織変更の最大のポイントは、従来の「シューズ営業本部」を「シューズ第一営業本部」と「シューズ第二営業本部」の二つの部門へ明確に分割した点にあります。この再編によって、よりターゲット層や流通チャネルに合わせた細やかな戦略を実行できるようになり、市場への浸透力を一段と高める狙いがあると考えられます。この新しい体制のもと、シューズ第二営業本部副本部長には津端裕氏が、シューズ第一営業本部部長には石黒直人氏が、そしてシューズ第二営業本部部長には志村孝行氏がそれぞれ就任しています。
組織体制の強化:コンプライアンスと品質保証を重視
シューズ事業の再編と並行して、コーポレート機能の強化も図られています。具体的には、内部統制に関わる「コンプライアンス本部」が大幅に体制を拡充されました。これまでコンプライアンス本部の内部にあった「監査室」が独立し、コンプライアンス本部内には新たに「法務室」と「税務・管理室」が新設されています。これは、企業活動における法令順守(コンプライアンス)とリスク管理の重要性が高まる現代において、専門部署を設けることで、より厳格で専門的な体制を構築する意図があると言えるでしょう。
新設された法務室長には市川弘樹氏が、税務・管理室長には篠崎誠氏が就任しています。また、企業活動の根幹を支える品質管理体制も見直され、工業資材工場長を務めていた川島英一氏が新たに「品質保証本部長」と「生産革新推進」の要職を兼任することになりました。品質保証は、アキレス製品への信頼を維持するための生命線であり、生産現場を知る川島氏を充てることで、製品のクオリティ向上と生産効率の革新を両輪で推進していく姿勢が鮮明に見えます。
今回の組織改革と人事は、アキレスが市場での地盤を固めつつ、企業の透明性とガバナンス(企業統治)を強化し、持続的な成長を目指すための布石と評価できるでしょう。SNSなどでも、「アキレスの本気度がうかがえる」「組織を細分化して攻めの姿勢だ」といった好意的な意見が見受けられ、市場の期待も高まっています。新体制が始動する2019年6月27日以降、同社のシューズ事業がどのような進化を遂げるのか、今後もその動向から目が離せません。
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