今、日本の「ど真ん中」がこれまでにない盛り上がりを見せていることをご存知でしょうか。東京と大阪の中間地点に位置し、全国どこからでもアクセスしやすい絶好のロケーションを誇る愛知県です。この地が今、観光とビジネスの両面で世界中から熱い視線を集めています。2019年6月28日現在、愛知県の空の玄関口である中部国際空港(セントレア)を中心としたエリア開発は目覚ましく、私たちの旅のスタイルさえも変えようとしているのです。
まず注目すべきは、中部国際空港の驚異的な利用者数の伸びでしょう。2018年度の航空旅客数はなんと1235万人を超え、過去最高を記録しました。これで7年連続の増加となります。トヨタ自動車のお膝元としてビジネス利用が堅調なのはもちろんですが、近年では中国や東南アジアを中心とした「インバウンド(訪日外国人旅行者)」の増加が数字を大きく押し上げています。SNS上でも海外の旅行者が名古屋めしや愛知の観光地をアップする様子をよく見かけるようになりました。
LCCターミナル開業で世界がもっと身近に
この勢いは、まだまだ止まりそうにありません。来る2019年9月には、待望の第2ターミナルが開業を迎えます。これは、サービスの簡素化によって低価格な運賃を実現している「LCC(格安航空会社)」向けの新たな拠点です。年間450万人もの旅行者を受け入れる能力を持ち、愛知と世界をより手軽に結ぶ架け橋となることが期待されています。私自身、旅の選択肢が増えることは、地域の活性化において最強の武器になると確信しています。
空港そのものも、単なる通過点ではなく「目的地」へと進化を遂げました。2018年10月にオープンした複合商業施設「フライト・オブ・ドリームズ(FOD)」は、2019年5月時点で来場者数が早くも100万人を突破しています。ボーイング787型機の量産初号機を間近で見られる迫力は圧巻で、インスタグラムなどのSNSでは「飛行機の下で食事ができるなんて最高!」「シアトル発のグルメがおしゃれ」といった投稿が溢れ、トレンドに敏感な層の心を掴んで離しません。
レゴランドと大型展示場で加速する集客
さらに、2019年8月には国内で4番目の広さを誇る国際展示場「アイチ・スカイ・エキスポ」がオープンします。空港直結という類まれな利便性を生かし、大規模なイベントやコンサートが開催される予定です。ビジネスパーソンだけでなく、エンターテインメントを求める人々にとっても新たな聖地となるでしょう。こうした施設の充実は、愛知が世界都市として飛躍するための重要なピースが埋まったような感覚を覚えます。
観光面での起爆剤として忘れてはならないのが、名古屋市にある「レゴランド・ジャパン」です。2017年の開業以来初となる新エリア「レゴニンジャゴー・ワールド」が、2019年7月にいよいよオープンします。ここは忍者をテーマにしたエリアで、目玉アトラクションの「フライング・ニンジャゴー」は必見です。地上22メートルの高さで翼を操りながら360度回転するというスリル満点の体験は、子どもだけでなく大人も童心に帰って叫びたくなるはずです。
他にも、世界のレゴランドで初登場となる「ロイド・スピン術・スピナー」や「カイ・スカイ・マスター」など、ファンにはたまらないアトラクションが目白押しです。開業当初は子ども向けというイメージが強かったレゴランドですが、今回の拡張によってターゲット層を大きく広げようという戦略が見て取れます。大人が本気で楽しめるコンテンツの拡充は、リピーター獲得の鍵になるのではないでしょうか。
夏の熱気、「どまつり」が街を包み込む
そして、愛知の夏といえばこのイベントを外せません。「日本のど真ん中で踊ろう!」を合言葉に開催される「にっぽんど真ん中祭り(通称:どまつり)」です。毎年8月に開催される国内最大級の祭典で、2019年は過去最多となる220チームの参加が見込まれています。国内外から集まった踊り手たちが、地元民謡を取り入れた独自の演舞で名古屋の街を熱狂の渦に巻き込みます。
1999年に当時の学生たちの情熱から生まれたこの祭りは、今や240万人もの観客を動員する一大イベントへと成長しました。当時を知る主催財団の専務理事・水野孝一氏が語る「街一丸となって地元を盛り上げたい」という想いは、20年経った今も色褪せることなく受け継がれています。令和最初の夏、進化し続ける愛知の「ど真ん中」パワーを、ぜひ現地で体感してみてはいかがでしょうか。
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