大手エンジニアリング企業の日揮株式会社は、2019年10月1日に新しい体制へと移行するにあたり、新会社の役員人事を決定いたしました。この人事は、同社が推進する事業構造の転換と成長戦略を反映したものであり、業界内外から大きな注目を集めています。特に、代表取締役兼社長執行役員には山田昇司氏が就任され、新体制のトップとして今後の舵取りを担われます。取締役には、山口康春氏が副社長執行役員として、松野正彦氏が常務執行役員メンテナンスソリューション(SL)本部長として名を連ねています。また、石塚忠氏も取締役に、伊勢谷泰正氏が監査役に就任されるなど、経営層が一新される模様です。
新会社の日揮は、ソリューション提供を軸とするビジネスモデルへと変革を進めています。ここでいう「SL」とは「ソリューション」の略で、顧客が抱える課題に対し、単なる設備の建設に留まらず、企画から設計、運用、メンテナンスまでを一貫して提供する総合的な解決策を意味します。常務執行役員の雨宮徹氏がエンジニアリング本部長を務め、プロジェクトソリューション本部長には木村格氏が執行役員として就任するなど、新設されたソリューション部門を支える専門性の高い人材が要職に配置されました。この体制変更は、従来のプラント建設事業に加え、非プラント分野やメンテナンスサービスを強化し、収益の柱を多角化していくという日揮の強い意志が感じられる人事といえるでしょう。
🚀 新組織の要となる主要本部長と事業部門
新しい組織体制では、業務の効率化と専門性の深化を図るため、複数の本部長代行が配置されています。例えば、プロジェクトソリューション(SL)本部では久津美義勝氏や藤原正彦氏らが本部長代行を務め、メンテナンスソリューション(SL)本部では角田攻氏、さらにはプロジェクトSL本部長代行を兼任する是松寛士氏らが配置されました。エンジニアリング本部では佐藤恭史氏が本部長代行に就任され、それぞれの分野でトップを支え、プロジェクトの確実な遂行を期す構えです。管理部門を鈴木良知氏、営業部門を松浦耕司氏が担当するなど、バックオフィス体制も盤石の布陣が敷かれています。
特に注目すべきは、プロジェクトソリューション本部傘下の多岐にわたるソリューション分野です。エネルギー、ライフサイエンス・ファインケミカル、原子力、ヘルスケアといった領域ごとにソリューションリーダー(SL)が配置され、専門性の高いサービスを提供します。たとえば、エネルギーSLは朝倉昌典氏、ライフサイエンス・ファインケミカルSLは潮崎洋氏、原子力SLは吉田英爾氏がそれぞれ担当されます。これらの分野への注力は、今後の社会のニーズに合わせた事業展開を目指す日揮の方向性を示しており、特に再生可能エネルギーや医療・化学分野での成長が期待されます。また、未来戦略室長には五十嵐知之氏が就任され、中長期的な企業成長に向けた戦略立案を推進される予定です。
💡 専門性とサービス強化を担う各部門のリーダーたち
新体制における各部門のリーダー陣も、高度な専門性を有する方々で構成されています。プロジェクトSL本部では、プロジェクトの実行に不可欠なCP(コスト・スケジュール管理)を溝口睦彦氏が、建設を牧野格氏が、試運転サービスを須賀章博氏が統括されます。これらの部門の強化は、プロジェクトの質と納期厳守を徹底するための布石でしょう。また、メンテナンスSL本部では、メンテナンスを芦川和彦氏が率いる他、メンテナンス情報技術を前田純氏が担当されるなど、デジタルトランスフォーメーション(DX)を見据えた取り組みも強化されると見込まれます。
エンジニアリング本部では、プロセスエンジニアリングを本田武司氏、システム機械を石川雅也氏が、配管・プラント設計を山本豊氏が担当するなど、プラント設計の中核を担う専門家が揃っています。また、シビルエンジニアリング(土木工学)を館沢宣義氏、建築設計を山瀬直輝氏、電気システム設計を田中淳一氏、計装制御(計測器や制御機器を用いた自動化技術)を堅田博幸氏が担われます。多様な分野の技術者を結集し、複雑化するプラントや施設の建設ニーズに応える体制が整えられたといえます。さらに、品質・安全・環境室長には宮本誠人氏が、品質管理には伊達康弘氏が就任され、企業活動におけるコンプライアンスと安全性の確保にも万全を期していることが分かります。
この人事情報が公開された際、SNS上では「日揮が本気で変わろうとしている」「SL(ソリューション)ビジネスへの本格的なシフトが楽しみ」といった声が多く見受けられました。特に、メンテナンスや非プラント分野への注力は、従来のEPC(設計・調達・建設)ビジネスの枠を超えた成長への期待を高めています。日揮グループが2019年10月1日からスタートさせるこの新体制は、まさに同社の未来を切り拓く重要な一歩であり、今後のグローバルなエンジニアリング市場での活躍が大いに期待されるところでございます。
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