【CIJの挑戦】7月1日付で始まる「グローバル・デジタル」シフト!役員体制刷新に見るIT企業の未来戦略

2019年5月29日付の報道は、情報サービス企業であるCIJが、同年7月1日付で大胆な組織と役員人事の刷新を行うことを伝えました。この人事は、単なる定期異動ではなく、企業の未来の成長戦略を色濃く反映したものであり、特に**「グローバル・デジタル」**へのシフトを鮮明に打ち出しています。IT業界全体がデジタルトランスフォーメーション(DX)へと舵を切る中、CIJもこの波に乗り遅れまいとする強い決意が見て取れるでしょう。

今回の人事における最大の注目点は、**「グローバル・デジタルB事業部」**の新設と、そのトップ人事にあります。従来の「SI・B事業部」(システムインテグレーション・ビジネス事業部)という、受託開発中心の部門体制から脱却し、加藤仁氏がその事業部長に就任するなど、グローバル展開とDX(デジタルトランスフォーメーション)推進を明確に連携させた形です。デジタルトランスフォーメーションとは、IT技術を活用してビジネスモデルや企業文化を変革し、競争優位性を確立することです。

また、川上淳氏が常務執行役員営業本部長に就任するなど、営業部門のトップに取締役を配置したことで、事業部門と顧客接点部門の連携を強化し、スピーディな経営判断を目指していることがうかがえます。新設された「オープン基盤B事業部オープンイノベーション」といった部署名からも、既存の枠組みを超えた新しい技術やサービスを積極的に取り込んでいく、挑戦的な姿勢が示されていると言えるでしょう。

SNS上では当時、「SIer(システムインテグレーター)もついにDXに本腰か」「この組織変更でビジネスがどう変わるか注目したい」といった、組織改革への関心を示す声が寄せられていました。今回の人事では、営業本部副本部長兼第二営業に伊藤恵津子氏が就任するなど、女性の登用も進められており、**多様性(ダイバーシティ)**を重視し、組織の活性化を図るという意図も見て取れます。

コラムニストとしての私の意見ですが、ITサービス業界において、旧来のSIビジネスモデルだけでは限界が見え始めています。CIJがこのタイミングで、看板部門とも言えるSI部門を再編し、「デジタル」と「グローバル」という成長ドライバーに人材と組織を大胆に投じたことは、未来への布石として高く評価できます。この組織体制の刷新が、CIJを新しい時代へと導く変革の起爆剤となることを期待したいと思います。

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