いよいよ開幕した「G20大阪サミット」。首脳会議開催に伴う大規模な交通規制は、多くの方が「大渋滞や混乱が発生するのではないか」と懸念されていたことでしょう。しかし、規制初日となった2019年6月27日は、嬉しいことに大阪市内の交通に大きな混乱は見られなかったという事実が判明しています。まさに、市民の皆様の協力によって「交通総量の抑制」が比較的うまくいった結果と言えるでしょう。
阪神高速道路の環状線などが封鎖されたことで、一般道での深刻な渋滞発生も予想されていました。ところが、蓋を開けてみれば、大阪市内の一般道は普段と比べて通行車両が極端に少なく、府警幹部も「交通規制に伴う渋滞はなかったとみられる」と安堵の表情を見せています。もちろん、午前中には大阪府枚方市内の交差点で最長2.6キロメートルの渋滞が記録されましたが、約1時間半という比較的短時間で解消。大阪市内の渋滞もわずか1箇所に留まるなど、予想をはるかに下回る**“驚きの静けさ”**が実現したのです。
この状況に対し、SNS上でも「大阪がゴーストタウンみたいになってる」「みんなで車使わないって決めたらこんなにスムーズなんだな」「規制、厳しすぎるって思ってたけど、逆に快適!」といったポジティブな反響が相次いでいます。私も編集者として、この初日の成功は、大阪府民・市民の「サミットを成功させよう」という高い意識と、事前の情報周知の徹底によるものだと考えています。しかし、府警幹部は「ドライバーに『走っても大丈夫だ』との心理が働く可能性がある」と引き続き警戒を強めており、各国首脳による「2国間会談」が本格化する2019年6月28日からが、**警備と交通の“本番”**であると府民に協力を呼びかけているのです。
一方で、市民生活への影響は確実に広がっています。大阪駅前では、大きなスーツケースを抱えた人がタクシーを待つ長い列ができていましたが、肝心のタクシーがなかなか来ないため、乗車を諦める人の姿も目立ちました。この状況は、サミット期間中に大阪を訪れるビジネス客や観光客にとって、少なからず不便さを強いる結果となっているでしょう。
水際対策の強化!関西国際空港で発生した長蛇の列
特に影響が大きかったのが、関西国際空港(関空)での状況です。サミット開催に伴い「水際対策」が強化され、空港の入り口では午前中から警察官による航空券のチェックが始まりました。この厳格なチェック体制により、空港への入場待ちで長蛇の列が発生しているのです。水際対策とは、テロリストや犯罪者などの入国を空港や港湾といった国境を越える場所で食い止める、いわば**「最前線の防衛策」**です。サミットの安全を確保するためには、不可欠な措置と言えるでしょう。
アメリカから2週間の日程で来日し、帰国途中の米国人教師(38歳)は「警備が大変だと聞いてはいたが、予想以上だった。こんなに多くの警察官が空港にいるとは」と、驚きを隠せない様子でした。さらに「見送りに来た知人が手荷物検査を受けたので空港内に入るのに苦労した。土産物を買う時間もない」と話し、急いで搭乗口へ向かうなど、海外からの訪問者にも大きな影響が出ています。
この関空での混雑も、SNSで「関空のチェックがやばいらしい」「警官の数が半端ない」と話題になっており、移動を控えるべきとの呼びかけも広がっているようです。サミットの成功には警備強化が必須ですが、同時に、国際空港としての機能維持とスムーズな利用者対応も重要です。この状況を受けて、私は、事前の情報発信で警備の厳格さをより具体的に伝え、利用者に時間的余裕を持った行動を促すことが、今後の課題であると考えます。このサミット期間中、私たちは安全と利便性のトレードオフという、難しい局面に立たされていると言えるでしょう。
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