【アパレル業界の潮流】三陽商会が今期中に「脱プラ」へ!紙製レジ袋切り替えで環境配慮を本格化

近年、地球規模で深刻化する海洋プラスチックごみ問題を受け、「脱プラスチック」への意識は、企業経営における避けて通れないテーマとなっています。特に、私たちの日常生活に密接に関わるアパレル業界では、レジ袋や包装材におけるプラスチック使用の見直しが急務です。この時代の大きな潮流に応えるべく、三陽商会は、2020年2月期中をめどに、レジ袋をプラスチック製から紙製へと切り替える方針を打ち出しました。

この取り組みは、同社が展開する4つのブランドで使用するレジ袋が対象となります。レジ袋は消費者にとって最も身近な接点の一つであり、ここを紙製へと変更することで、同社が環境への配慮を重視している姿勢を明確にアピールする狙いがあると言えるでしょう。使用される紙製レジ袋には再生紙が使われ、従来はセール時などに主に使われていたプラスチック製レジ袋が置き換えられることになります。

専門用語の解説として、この「脱プラ」は、持続可能性(サステナビリティ)を重視する現代の企業において、世界的な常識となりつつある動きです。アパレル業界における環境配慮はすでに広がりを見せており、同業他社も対応を急いでいます。例えば、スウェーデン発のH&M(ヘネス・アンド・マウリッツ)は2018年12月から日本の店舗の買い物袋を紙製に変更し、ストライプインターナショナル(岡山市)も2019年5月から同様の切り替えを進めている状況です。

SNS上では、「大手アパレルが動いてくれるのは嬉しい」「環境に配慮したブランドを積極的に選びたい」といった、企業の環境姿勢を支持する声が多く見受けられます。私は、今回の三陽商会の決定は、環境負荷の軽減という社会的責任を果たす上で、極めて重要な一歩だと評価します。販売全体に占める割合は5%程度とのことですが、この取り組みが他のブランドや業界全体に波及していくことで、より大きな変化を生むに違いありません。

衣料品を扱う企業として、素材の調達から製造、そして販売の最終段階であるレジ袋に至るまで、サプライチェーン全体で環境に配慮する姿勢は、今後ますます消費者の信頼を得るための必須条件となるでしょう。三陽商会がこの脱プラスチック化を牽引役の一つとすることで、業績にも良い影響をもたらし、環境とビジネスの両立を実現していくことを期待したいと思います。

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