「ジムの会員になったけれど、仕事が忙しくて月に数回しか行けない」「月会費だけが口座から引き落とされていくのが虚しい」――。そんな悩みを抱えるビジネスパーソンに、朗報とも言える画期的なサービスが登場しました。2019年5月28日、スタートアップ企業のLlotheo(ロセオ)が、なんと「1分単位」でフィットネスジムを利用できる新サービス「Nupp1 Fit(ナップワンフィット)」をリリースしたのです。
これまでのフィットネス業界といえば、入会金を払い、月額数千円から1万円程度の固定費を払うのが常識でした。しかし、この新サービスはその常識を根底から覆そうとしています。専用のスマートフォンアプリ(iOS、Android対応)をダウンロードし、提携先のジムに設置されたQRコードを読み込むだけで、トレーニングの開始と終了時間を記録。使った分だけ料金を支払う仕組みを実現しました。
「隙間時間」を価値に変える仕組み
気になる利用料金は、店舗によって異なりますが1分あたり15円から60円ほど。支払いはクレジットカードによる自動決済です。例えば、ランチタイムの空き時間に30分だけ汗を流したり、出張先の空き時間に少しだけ筋トレをしたりといった使い方が、入会金ゼロ、月額費ゼロで可能になるのです。
現在は東京都内の19店舗からスタートし、順次拡大予定とのこと。登録時に身分証明書などの登録が必要ですが、一度済ませれば店舗ごとの手続きは不要です。これはまさに、UberやAirbnbに代表される「シェアリングエコノミー(共有経済)」の波が、ついに日本のフィットネス業界にも本格的に押し寄せてきたと言えるでしょう。
SNSでの反響とコラムニストの視点
この発表に対し、SNS上では早くも感度の高いユーザーから様々な反応が飛び交っています。「こういうのを待っていた!これなら無駄金を使わずに済む」「出張族には神サービスだ」といった歓迎の声が多い一方で、「長時間ガッツリやりたい人には割高になるかも」「提携店舗がもっと増えないと使いづらい」といった冷静な分析も見受けられました。
私自身、このサービスは日本のライフスタイルを変える可能性を秘めていると感じます。ジム退会理由の約3割は「時間が合わない」ことだと言われています。時間を切り売りするこのシステムは、忙しい現代人のニーズに合致するだけでなく、今後増加が見込まれるインバウンド(訪日外国人客)にとっても、会員登録なしでジムを使える魅力的な選択肢になるはずです。
運営元のLlotheoは、年内に10万ダウンロードを目指し、今後はコワーキングスペースなどへの展開も視野に入れているとのこと。所有から利用へ。私たちの時間の使い方が、テクノロジーによってより自由で効率的になる未来が、すぐそこまで来ています。
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