2019年07月02日、群馬県の地域経済に新たな活力を吹き込む画期的なニュースが飛び込んできました。富岡市に本店を構える「しののめ信用金庫」が、外国人材の紹介や最先端のロボット開発を展開する「シバタエンジニアリング(甘楽町)」と業務提携を締結したのです。この取り組みは、深刻な労働力不足に直面している地元企業に対し、優秀なベトナム人技術者をマッチングさせることで、地域の産業基盤を底上げすることを目的としています。
近年、製造業が盛んな群馬県において、現場を支える専門知識を持った人材の確保は喫緊の課題となっていました。今回の提携は、単なる「労働力の補填」ではなく、長期的に企業のイノベーションを牽引できる「高度専門職」の紹介に主眼を置いている点が最大の特徴です。SNS上でも「地元の信金が本気で企業の将来を考えて動いている」「質の高い人材が来るのは心強い」といった、期待に満ちた声が数多く寄せられています。
提携先であるシバタエンジニアリングの強みは、その圧倒的なネットワークにあります。ベトナム国内の公的機関やNPO法人と密接に連携し、ハノイ工科大学やダナン工科大学といった、現地でもトップクラスの偏差値を誇る大学の卒業生を厳選して紹介する仕組みを構築しました。彼らは、日本の難関国立大学に匹敵する知力と向上心を持っており、まさに即戦力として期待されるエリート集団と言えるでしょう。
ここで言う「技術者(エンジニア)」とは、単純な作業をこなす労働者ではなく、設計やシステム開発、高度な生産管理などを担当する専門家のことを指します。こうした専門用語を聞くとハードルが高く感じられるかもしれませんが、言葉の壁を越えるためのサポート体制も万全です。採用が決まった人材には、入国前に6カ月間にも及ぶ徹底した日本語講習が施され、コミュニケーション能力を高めた状態で現場に送り出されます。
さらに驚くべきは、企業の業務内容に応じた「実技講習」まで現地大学で実施される点です。入社後の「ミスマッチ」を防ぐこの仕組みは、企業側にとっても採用のリスクを大幅に軽減する魔法のようなプロセスとなるに違いありません。もちろん、日本での生活に不安を感じる若者のために、就労後のライフスタイル全般を支える手厚いケアも用意されており、受け入れ側と働く側の双方が幸福になれる持続可能な仕組みが整っています。
編集者の視点から見れば、今回のしののめ信用金庫の決断は、地域金融機関の存在意義を改めて証明するものだと感じます。資金を融通するだけでなく、企業の成長に必要な「人」という資源を海外から呼び込むこの姿勢は、非常に先見の明があります。群馬銀行など他の有力金融機関も同様の動きを見せており、2019年07月02日というこの日は、群馬県がグローバルな産業拠点へと進化する重要なターニングポイントとなるでしょう。