2019年5月30日、ネット通販の巨人・アマゾンジャパンと、食品スーパー大手のライフコーポレーションが手を組むという、驚きのニュースが発表されました。なんと、ライフの店舗で販売されている新鮮な野菜やお肉、さらには作りたてのお惣菜やお弁当が、アマゾンの配送網を通じて自宅に届くようになるのです。このサービスは、アマゾンの有料会員向け即配サービス「Prime Now(プライムナウ)」を活用し、年内にも東京都内の一部からスタートする予定です。
具体的な仕組みとしては、私たちがアプリなどで注文を入れると、ライフの店員さんが店舗内で商品をピックアップし、それをプライムナウ専用の配送員が受け取って配達するという連携プレーになります。注文から最短2時間で届くというスピード感は、まさに「現代の魔法」と言えるでしょう。取り扱い商品は、ライフのプライベートブランドを含めた最大約8000品目が増える見通しで、今まで雑貨中心だったプライムナウの利便性が一気に向上します。
「EC」の波が、ついに生鮮食品へ
この背景には、共働き世帯の増加や、高齢化による「買い物難民」の問題があります。経済産業省の調査によると、2018年の食料品における電子商取引(EC)の市場規模は1兆6919億円と、前年比で8.6%も成長しています。「EC」とは、インターネット上でモノやサービスを売買することですが、食料品全体に占めるEC化率はまだ2.6%にとどまっており、これから爆発的に普及する余地が残されているのです。
SNS上では、この発表に対して早くも期待の声が溢れています。「仕事帰りにスーパーに寄る体力が残っていない時に最高」「風邪を引いた時にポカリとお弁当を頼めるのは神」「うちの地域が対象になるか今からドキドキする」といった、切実なニーズが垣間見えます。一方で、「配送料がいくらになるのか気になる」といった現実的な視点もあり、今後の詳細発表に注目が集まっています。
リアルとネットの融合がもたらす豊かな時間
コラムニストとして私自身の考えを述べさせていただくならば、これは単なる「便利な宅配」以上の意味を持っています。ネット企業と実店舗を持つスーパーが本格的に融合することで、私たちの「時間」の使い方そのものが変わるからです。重い荷物を運ぶ苦労や、レジに並ぶ時間から解放されれば、その分を家族との団らんや趣味の時間に充てることができるでしょう。
米国のアマゾン・ドット・コムではすでに実店舗との連携が進んでいますが、日本でもいよいよその波が本格化してきました。スーパー「ライフ」のおいしいお惣菜が、スマホ一つで食卓に並ぶ日。それは、忙しい現代人にとっての救世主となるだけでなく、新しいライフスタイルのスタンダードになる予感がします。年内のサービス開始が待ち遠しくてなりません。
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