信州の道を彩る新しいクルマたちの勢いが止まりません。北陸信越運輸局長野運輸支局が2019年07月02日に発表した最新のデータによると、2019年06月の長野県内における新車登録・届け出台数は合計で9738台を記録しました。これは前年の同じ時期と比較して0.7%のプラスとなっており、なんと3カ月連続で前年実績を上回る好調な推移を見せています。
今回の市場を力強く牽引したのは、私たちの生活に身近な「軽自動車」の存在です。軽自動車の届け出台数は前年同月比2.1%増の4320台に達し、全体と同様に3カ月連続の増加を達成しました。SNS上でも「最近の軽は性能が良くて普通車からの乗り換えもアリ」「維持費を考えるとやっぱり軽が賢い選択」といった、利便性と経済性の両立を評価する声が目立っています。
ここで「登録自動車」という言葉について少し解説しておきましょう。これは一般的に「白ナンバー」と呼ばれる普通車や小型車のことで、排気量や車体の大きさが一定基準を超える車両を指します。今回の統計では、この登録自動車が5251台と前年比で0.04%の微減となり、惜しくも3カ月ぶりに減少へ転じる形となりました。内訳を見ると、特に乗用車が3.4%減の4368台と振るわなかったようです。
編集者としての視点ではありますが、この対照的な数字からは長野県民の極めて現実的かつ合理的なライフスタイルが透けて見えます。起伏の激しい地形や狭い道も多い地域柄、取り回しの良い最新の軽自動車に注目が集まるのは必然と言えるでしょう。各メーカーが衝突被害軽減ブレーキなどの安全装備を軽自動車に惜しみなく投入している現状が、購入を検討する層の背中を強く押していると考えられます。
一方で、趣味性の高い乗り物である二輪車については167台にとどまり、前年比で10.2%という大幅な減少を記録しました。レジャー需要が多様化する中で、バイク市場は少し厳しい局面を迎えているのかもしれません。しかし、全体として見れば新車市場は依然として活気を保っており、2019年後半に向けてどのような車種が県内の道を賑わせてくれるのか、非常に興味深い展開が続いています。