2019年6月1日に行われたバスケットボール女子国際強化試合で、日本代表が強豪ベルギー代表に対し91対63で快勝し、幸先の良いスタートを切りました。この試合で日本代表が積み上げた91点のうち、実に54点を3点シュート(スリーポイントシュート)で獲得している点は、日本の攻撃力が世界レベルであることを明確に示しています。高確率の56.3%でシュートを成功させたシューター陣の技術はもちろん卓越していますが、その裏側には、彼女たちが気持ちよくシュートを打てる状況を作り出したガード陣の華麗なアシストワークがあったと言えるでしょう。
特に目覚ましい活躍を見せたのが、身長165センチの司令塔(ポイントガード)を務める本橋菜子選手です。「速く前にプッシュしようと心がけました」と試合後に語ったように、本橋選手は素早いリスタートからドリブルで相手の守備を幾度となく切り裂いていました。そして、そのスピードに乗ったまま、空いたスペースで待ち構える味方へ的確にパスを供給する視野の広さと実行力が光ります。この試合でチーム最多となる8アシストを記録した25歳(当時)は、「日本らしい速いバスケットが展開できました」と、自身のプレーに納得の表情を見せていました。
対戦相手のベルギー代表は、前年のワールドカップで4位入賞を果たしたヨーロッパの強豪です。その強敵に対して、日本代表は目指すべき理想的な展開で勝利を収めました。トム・ホーバスヘッドコーチ(HC)も「ベンチ入りしたメンバーも皆素晴らしかった」と選手たちを称賛しています。指揮官はさらに、この勝利を足掛かりに「(目標とする)東京五輪で金メダルを獲得するならば、まさにこのバスケットボールだ」と力強く宣言しており、チームの仕上がりに対する確かな自信をのぞかせていると言えるでしょう。
SNSでの反響:日本の「超攻撃的バスケ」に注目が集まる
このベルギー戦での快勝は、SNSでも大きな反響を呼んでいます。特に、本橋選手が見せたコート全体を掌握するような圧倒的なスピードと、そこから繰り出されるパスの精度に対して、「本橋選手の視野とスピードは本当にすごい!」「あの速さでパスが出せるなんて、日本のバスケは異次元だ」といった称賛の声が多数上がっていました。また、得点の半分以上を3点シュートで稼ぎ出すという、攻撃的なチームスタイルは「見ていてスカッとする」「日本のバスケはエンターテイメント性が高い」と、多くのファンを魅了しているようです。
私見ではありますが、トム・ホーバスHCが提唱する「速さと正確さ」を追求したバスケットボールこそが、世界の強豪に体格で劣る日本が勝利を掴むための唯一無二の道筋だと考えます。スリーポイントシュートは、バスケットボールにおいて得点効率が最も高いとされる「オフェンスの要」となる技術です。その得点を高い確率で決め切る技術力、そしてそれを可能にする本橋選手のような司令塔の存在は、日本代表にとってまさに「宝」と言っても過言ではありません。このスタイルが確立されれば、東京五輪での金メダル獲得という目標は、決して夢物語ではないでしょう。
バスケットボールの世界において、司令塔(ポイントガード)は試合の流れをコントロールする極めて重要なポジションです。本橋選手はその役割を、卓越したスピードとパススキル、すなわち「ゲームメイク」能力で完璧に果たしました。彼女の速いドリブルやパス供給の技術は、相手チームのディフェンス(守備)に的を絞らせない「日本らしい」戦術の根幹であり、この勝利は彼女の活躍なくしては成し得なかったでしょう。今後の国際試合においても、本橋選手を中心とした速攻と高確率なスリーポイントシュートの炸裂に期待が高まります。
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