🍣**【SNSで話題沸騰】「わさビーズ」が食卓に革命!老舗・田丸屋本店が仕掛ける“緑のイクラ”増産と海外戦略の全貌**

静岡県で長年にわたり「わさび漬」などのワサビ食品を手掛けてきた老舗、田丸屋本店が、今、全く新しい商品で大きな注目を集めています。その名も「わさビーズ」。この革新的な商品は、まるで緑色のイクラのような愛らしい見た目と、口の中でプチッと弾ける新食感が魅力です。特にSNS上で「SNS映えする」と瞬く間に話題となり、若年層を中心に爆発的な人気を獲得しています。その結果、発売直後から品薄状態が続いており、同社は急務として生産体制の大幅な強化に乗り出すことになりました。

この「わさビーズ」は、静岡県産のワサビが持つ辛み成分を、植物油脂に移した上で、海草由来の薄膜カプセルで包み込んだものです。この薄膜カプセルという技術は、ワサビの揮発性の辛み成分を閉じ込めるために採用された、まさに同社の技術の結晶と言えるでしょう。かむと同時に、ワサビならではの清々しい風味と鮮烈な辛みが、弾ける食感とともに口いっぱいに広がる体験は、従来のワサビ商品にはなかった驚きと楽しさを提供してくれます。

この大ヒットを受け、田丸屋本店は2019年夏にも自社工場での生産能力を倍増させる計画を進めています。具体的には、同年6月を目途に静岡工場の生産ラインを現在の1本から2本に増設し、本格稼働を開始する予定です。これにより、現在の月間1万7千~1万8千瓶という生産量から、研究開発向けを除いた販売分だけで約8割もの増産が見込まれており、この設備増強にかかる投資額は数千万円に上ると言われています。この英断からは、高まる市場の需要に迅速に応え、商品の普及を確かなものにしたいという同社の強い決意が感じられます。

「わさビーズ」の開発は、約10年前に望月啓行社長が発案した、「水や熱に弱いワサビの辛み成分をカプセルに閉じ込められないか」という着想からスタートしました。試行錯誤の末、見栄えと楽しさを両立できるイクラ状という形状にたどり着いたのです。2018年10月に業務用として販売が開始されると、すし屋やレストランから大きな引き合いがあり、その後、SNS、特にツイッターでの紹介をきっかけに一躍ブレイクを果たしました。その人気ぶりから、同年12月には直売店や通販サイトでの一般販売が始まり、東京の百貨店や高級スーパー、さらには羽田空港といった販路にまで拡大しました。

1875年(明治8年)創業の田丸屋本店にとって、主力商品であるわさび漬の主な顧客層は50代から60代でした。そのため、開発担当の松永悠佑氏は、「新たな層の取り込みが課題だった」と語っています。私見ですが、伝統的な食品メーカーが持つ高い技術力と、SNSという現代的なコミュニケーションツールを融合させた「わさビーズ」は、まさに世代を超えた需要を掘り起こす「強い武器」として、今後、老舗企業の活性化モデルケースとなる可能性を秘めているのではないでしょうか。

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世界進出への視座:富裕層をターゲットとした輸出拡大戦略

田丸屋本店は、「わさビーズ」を起爆剤として、さらなる海外展開も視野に入れています。現在、同社の海外売上高は全体の1割弱ですが、主にチューブワサビの輸出を通じて増加傾向にあります。「わさビーズ」は賞味期限が2カ月と短く、冷蔵保存が必要であるため、輸出には課題がありますが、すでにマカオや台湾には輸出実績があるとのことです。松永氏は、「海外の富裕層は和食への関心が高く、空輸で高価格になっても、高級店向けには十分販売を伸ばせる」と強気の姿勢を示しています。

また、生産増強と並行して、研究開発も積極的に進められています。現在の「わさビーズ」の課題として、イクラのような「プチッ」という理想の食感を出すために、辛み成分を閉じ込める膜がまだ厚いことが挙げられています。今後は、この膜を薄くする技術の開発を進めるとともに、ワサビ以外の調味料をカプセル化する技術についても研究を深めていく計画です。この積極的な研究開発の姿勢は、「わさビーズ」が単なる一時的なブームで終わらせるのではなく、食の未来を切り開くイノベーションの柱として育てていこうという、同社の強い意志の表れと言えるでしょう。

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