介護機器開発を手掛けるガードアイ(横浜市)が、離れて暮らす高齢者や要介護者の安否情報を、手元のスマートフォンで手軽に確認できる画期的なシステムを開発しました。この「ガードアイAir」は、あらゆる「モノ」がインターネットに接続される**「IoT(アイオーティー)」技術を駆使しており、一般家庭向けの商品化を目指しているとのことです。同社はすでに、高齢者の徘徊対策などに活用できるセンサーを実用化しており、これは大手介護施設などでも導入されている実績がありますので、今回の新システムへの期待も高まります。
「ガードアイAir」の核心は、既存のセンサーに、省電力で長距離通信が可能な「Sigfox(シグフォックス)」**という通信技術のモジュールを搭載した点にあります。このモジュールによって、センサーが捉えた情報がガードアイのサーバーを経由し、あらかじめ登録された家族などのスマートフォンへ迅速に送信される仕組みです。SigfoxはIoT向けの通信規格の一つで、少ない電力で広範囲の通信を低コストで行えるのが最大の特徴です。日本では京セラコミュニケーションシステムが事業を展開しています。
このシステムの主な機能としては、例えば一人暮らしの高齢者のご自宅にセンサーを設置し、一定時間、動き(生活反応)を感知しなかった場合や、ご本人が緊急ボタンを押した場合に、「生活反応がありません」といった通知メールを離れて暮らす家族に自動で送信します。これにより、家族は異変にいち早く気づき、対応することが可能になります。また、侵入者を感知する機能も備えており、防犯対策としての用途も想定されているため、高齢者の見守りだけでなく、住まいの安全確保にも役立つでしょう。
この手軽な見守りソリューションは、在宅介護事業者やマンション管理会社などを通じて、一般家庭への販売が計画されています。藤沢雅憲社長によると、利用者が負担する費用は「1カ月あたり1,000円から1,500円程度を想定している」とのことです。専門的な見守りサービスは高額になりがちですが、月額1,000円台という手頃な価格帯は、多くのご家庭にとって導入しやすい大きな魅力となるはずです。価格が抑えられているのは、低コストなSigfox技術の採用によるところが大きいと考えられます。
SNSでも「価格設定に驚き」!進む高齢化社会の救世主となるか
このニュースが報じられると、SNSなどでは「月々1,000円台で高齢者の見守りが実現するのはすごい」「安すぎるくらいで、導入のハードルが下がる」といった好意的な反響が多く見受けられました。私の意見としても、この価格設定は、高齢化が急速に進む日本社会において、家族の精神的な負担と経済的な負担を軽減する、非常に重要な一歩だと感じています。核家族化が進む現代では、離れて暮らす親のことが常に心配という方は少なくありません。高額な設備投資や利用料が必要なサービスでは普及が難しいですが、この「ガードアイAir」のように、既存のセンサーと最新のIoT技術を組み合わせ、コスト効率を高めたサービスこそが、現代社会のニーズに合致しているのではないでしょうか。
超高齢社会を支えるためには、人による介護や見守りだけでなく、今回のような先進技術を活用したソリューションが不可欠です。本システムは、2019年6月1日時点では、まだ一般家庭向けの発売を計画している段階ですが、この低価格で多機能な見守りサービスが普及すれば、高齢者の方々が安心して自宅で生活できる環境が整い、遠隔地の家族も心穏やかに過ごせるようになるでしょう。今後の商品化の動向に、引き続き注目していくべきでしょう。
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