2020年の開催に向けて熱気が高まる東京オリンピック・パラリンピックを祝した、特別な500円記念硬貨のデザインがついにお披露目されました。財務省は2019年07月30日までに、注目の図柄が江戸時代の巨匠・尾形光琳が描いた傑作「風神雷神図屏風(ふうじんらいじんずびょうぶ)」に決定したと発表しました。この決定は単なる事務的な選定ではなく、日本で初めてとなる試みが取り入れられた結果であり、多くの国民が参加した歴史的なプロセスを経て導き出されたものです。
財務省は、日本の伝統的な美意識を象徴する3つの図案を事前に提示していました。そこから一般の方々の意見を反映させるため、SNSのツイッター(Twitter)や郵便はがきを活用した投票を実施したのです。SNSでの反響は凄まじく、発表直後から「日本らしくて素晴らしい」「どちらの面も神々しいデザインだ」といった期待に満ちた声が次々と投稿されました。デジタルとアナログを融合させたこの「国民投票」という手法は、大会への参加意識を醸成する素晴らしいアイデアだったと言えるでしょう。
さて、選ばれた「風神雷神図屏風」とは、自然界の驚異である風と雷を、ダイナミックな神の姿として描いた日本美術の最高峰といえる作品です。屏風(びょうぶ)とは、部屋を仕切ったり装飾したりするために使われる折り畳み式の調度品のことで、そこに描かれた躍動感あふれる姿はまさにスポーツの祭典にふさわしいものです。風を操る風神と雷を轟かせる雷神のコンビネーションが、世界中のアスリートたちが巻き起こす熱狂やエネルギーを見事に体現しているように感じられますね。
この記念硬貨は、2020年07月ごろを目安に全国の金融機関で引き換えが開始される見込みです。特別なコレクションとして手元に置いておきたいのはもちろんですが、日々の買い物でこの美しい硬貨を手にする瞬間を想像するだけで、大会への期待がより一層膨らみます。私個人の見解としても、伝統文化を現代の通貨に宿すこの取り組みは、日本の芸術性を世界に発信する絶好の機会になると確信しています。発行の日を楽しみに待ちつつ、大会の成功を皆で応援していきたいものですね。
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