インドネシアの寵児「Gojek」創業者が入閣!2019年10月24日に発表された異例の新体制とデカコーン企業の未来

東南アジアのビジネスシーンに衝撃が走りました。インドネシアが誇る巨大スタートアップ企業「Gojek(ゴジェック)」の象徴ともいえるナディム・マカリム氏が、2019年10月23日にジョコ・ウィドド政権の教育・文化相に任命されたのです。これを受け、同社は翌日の2019年10月24日に、マカリム氏の後任としてケビン・アルウィ共同創業者とアンドレ・スリスツヨ社長の二人が「共同CEO」に就任することを正式に発表しました。

Gojekは、単なる配車アプリの枠を超え、決済や宅配など多岐にわたるサービスを統合した「スーパーアプリ」を展開する企業です。企業価値が100億ドル(約1兆円以上)を超える「デカコーン企業」としても知られ、インドネシアの経済成長を象徴する存在といえるでしょう。SNS上では、若きカリスマ経営者の政界進出を祝う声とともに、「マカリム氏が去った後のゴジェックはどうなるのか」と、その将来を案じる投稿も数多く見受けられました。

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二人のリーダーが導く、新生ゴジェックの戦略

カリスマ不在の穴を埋めるべく導入された「共同CEO体制」は、非常に理にかなった選択だと私は考えます。今回トップに就任したアルウィ氏は創業時からの功労者であり、スリスツヨ氏は金融分野に精通した実力派です。一人の天才に頼る経営から、組織としての専門性を高める集団指導体制への移行は、企業の成熟度を示す証左でもあります。急成長の歪みが出やすいフェーズにおいて、安定感のある二人のコンビネーションは必須でしょう。

政府の要職に民間企業の若手リーダーが抜擢されるというニュースは、インドネシアという国のバイタリティを象徴しています。教育という国の根幹を担う分野に、テクノロジーの力で社会を変革したマカリム氏がどのような「魔法」をかけるのか、期待せずにはいられません。企業と政府、それぞれの場所で新しい風が吹き始めた瞬間を目撃している気がします。今後もこの巨大企業の動向からは、一時も目が離せそうにありません。

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