80代でも現役!ポピンズ中村紀子会長が語る「アクティブエイジ」という生き方と経営の真髄

経営者の引き際が議論される昨今ですが、ポピンズホールディングスの中村紀子会長は、年齢という数字に縛られない新しい価値観を提唱しています。2019年11月01日、中村氏は自身の経験から、大切なのは実年齢である「カレンダーエイジ」ではなく、どれだけ精力的に活動しているかを示す「アクティブエイジ(活動年齢)」であると断言されました。

SNSでは「年齢を言い訳にしない姿勢に勇気をもらえる」「生涯現役という言葉が重い」といった共感の声が広がっています。中村氏によれば、40歳を過ぎたあたりからこの活動年齢には個人差が顕著に現れるそうです。老害と揶揄されることを恐れて引退を急ぐ必要はなく、本物のバイタリティーを持つ経営者は、80歳を超えてもなお鋭い洞察力と魅力を放ち続けているのです。

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一流経営者たちが体現する「かっこいい生き様」

中村氏が交流を持つオリックスの宮内義彦氏やダイキンの井上礼之氏、キッコーマンの茂木友三郎氏らは、いずれも1935年生まれの84歳でありながら現役で活躍されています。彼らに共通するのは、背筋が伸びたダンディーな佇まいと、鋭い発言の中に織り交ぜるユーモアです。こうした一流の先輩方から、中村氏は経営の本質を学んできました。

例えば、自分でやった方が早いと悩む中村氏に対し、宮内氏は「待つこと、我慢すること、80点で上出来と思うこと」と助言されたそうです。これは組織運営における忍耐の重要性を説いた金言と言えるでしょう。失敗や苦難を乗り越えてきた経営者の顔には、その生き様が刻まれており、数字上の年齢を忘れさせるほどの輝きを放っています。

「全員経営」の精神と次世代への指南

中村氏は、かつてヤマト運輸の小倉昌男氏に相談役を依頼した際のエピソードも明かしています。小倉氏が説いた「全員経営」とは、社員一人ひとりが経営者の視点を持ち、自律的に動く組織のあり方を指します。専門的なこの概念は、現代のスタートアップにも通じる革新的な思想です。中村氏はこの教えを胸に、今もなお規制改革や新規事業に挑み続けています。

私自身の視点としても、経験豊富な元経営者が「アドバイザー」として若手を支える仕組みは、日本社会の活性化に不可欠だと強く感じます。過去の成功体験に固執せず、社会貢献の意欲を持つシニア層と、熱意ある若手が融合することで、新たなイノベーションが生まれるはずです。年齢を理由に守りに入るのではなく、常に攻めの姿勢を忘れない中村氏の姿は、全世代のロールモデルと言えるでしょう。

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