私たちの生活に直結するお金の未来に、今小さな変化が訪れています。2019年12月に実施された「QUICK短期経済観測調査」において、企業の物価に対するリアルな本音が明らかになりました。この調査は日本の経済動向をいち早く察知するためのアンケートであり、多くのビジネスパーソンが注目している指標です。2019年11月20日から2019年12月1日までの期間、263社にのぼる企業から得られた貴重な回答をもとに、これからの物価見通しが算出されています。
今回の結果で最も注目すべきポイントは、少し先の未来に対する企業の予測です。1年後の消費者物価指数、いわゆる「CPI」の見通しは0.7%の上昇にとどまり、前月の調査から変化はありませんでした。しかし、2年後以降の予測に目を向けると、前回から0.1ポイント上昇して0.9%のプラスに転じています。CPIとは、私たちが普段買い物をする際のモノやサービスの価格の動きをまとめた、いわば「家計の体温計」のような統計です。この数値が上がることは、将来的に緩やかな物価上昇が期待されている証拠と言えるでしょう。
このニュースに対し、SNS上では早くも多くのユーザーから多様な意見が飛び交っています。「じわじわと物価が上がるなら、今のうちに資産運用を考えないといけない」「給料も同じように上がってくれないと生活が厳しくなる」といった、将来の暮らしへの不安や防衛策に関する声が目立ちました。企業側が長期的な視点で物価の上昇を予測し始めたという事実は、一般の消費者にとっても決して他人事ではありません。お金の価値が目減りする前に、賢い選択が求められる時代が近づいています。
編集部としては、この緩やかな変化をポジティブな経済の循環へと繋げるべきだと考えています。物価が上がるだけで賃金が据え置きになれば、単に私たちの生活が圧迫されるだけになってしまいます。そうではなく、モノの価値が正しく評価され、企業の業績が伸び、それがしっかりと働く人々の給与に還元される好循環が不可欠です。2年後以降の0.9%上昇という予測が、日本経済の本格的なデフレ脱却と活気ある社会への起爆剤となることを切に願っています。
コメント