お金の歴史や製造工程を楽しく学べる場所として、いま注目を集めているのが埼玉県さいたま市にある「造幣さいたま博物館」です。実は、日本の貨幣や勲章を創り出す造幣局の支局は全国に2つしかなく、そのうちの1つがこのさいたま市に位置しています。館内に併設された売店「ミントショップ」では、ここでしか手に入らないユニークな限定お土産が勢揃いしており、訪れる人々の間で大きな話題を呼んでいるのです。
ショップで見事売り上げのトップに輝いたのは、お馴染みの硬貨がモチーフとなった「造幣せんべい」になります。現在私たちが日常的に使用している6種類の貨幣のデザインが美しい焼き印で表現されており、食べるのがもったいないほどの完成度を誇る逸品です。どこか懐かしい甘い卵の風味が口いっぱいに広がるため、小さなお子様からお年寄りまで、幅広い世代に愛される定番スイーツとして君臨しています。
SNS上でもこのお煎餅の可愛らしさは大バズりしており、「お金を食べる背徳感がたまらない」「リアルな絵柄に子供が大喜びした」といった声が溢れていました。続く第2位には、さいたま支局でしか購入できない「和銅最中」がランクインしています。この和銅とは、歴史の教科書にも登場する日本最古の流通貨幣「和同開珎」に、埼玉県秩父市産の高純度な銅が使用されたという歴史的ロマンに由来するものです。
地元でも有名な実力派の和菓子店が製造を担っていることから、本格的な味わいを求める根強いファンが急増中だと言えるでしょう。また、2019年10月に満を持して登場し、早くも第4位に食い込んだ「さいたま支局見学記念メダル」も見逃せません。このアイテムには、日本の最先端を行く500円硬貨の「偽造防止技術」がそのまま応用されており、見る人の心を掴んで離さない仕掛けが施されているのです。
ここで言う偽造防止技術とは、偽札や偽造硬貨の流通を防ぐために施された、最新の特殊な加工技術を指します。この記念メダルを傾けてみると、見る角度によって「JAPAN MINT」や「造幣局」という文字が浮かび上がる「潜像技術」が採用されており、その職人技には驚かされるばかりです。これほど高度な技術をワンコインで間近に体感できるのは、まさに造幣局の博物館ならではの特権と言えるのではないでしょうか。
さらに、記憶に新しい時代の節目にも大ヒット商品が生まれました。平成の最終年となった2019年1月から2019年4月にかけては、「平成31年」の刻印が入った通常貨幣セットが毎日100セット限定で店頭販売されたのです。激レアな記念品を求めて、早朝から博物館の前に大行列ができるほどの社会現象を巻き起こしました。誰もが手に入れたいと願うプレミアムな逸品は、多くの人々の心に深く刻まれています。
その後の「令和元年」のセットに関しては、遠方で現地に足を運べないファンへの配慮から通信販売が優先される形となりましたが、こうした柔軟な姿勢もファンを大切にする造幣局ならではの優しさだと感じます。大人の社会科見学としてはもちろん、知的好奇心を満たすお出かけスポットとして、造幣さいたま博物館は老若男女が夢中になれる最高のロケーションです。ぜひ皆さんも、歴史と技術が詰まった限定お土産を手に入れてみてください。
コメント