2020年1月28日に発表されたNTTデータの人事異動は、同社が今後注力していく領域を明確に示すものとして注目を集めています。今回の人事で最も目を引くのは、製造ITイノベーション事業本部にて新設される「コネクティッド事業準備室」の室長に小寺基夫氏が就任する点です。これまで社会基盤ソリューション事業本部でソーシャルイノベーション事業部長を務めていた実力者が、どのような手腕で新しいビジネスを構築していくのか、業界内では期待が高まっています。
ここで耳慣れない言葉である「コネクティッド事業」について少し解説しましょう。これは、自動車や家電、産業機器など、あらゆるモノが通信ネットワークを通じてつながる技術を活用したサービスを指します。いわゆる「IoT」の発展系であり、単につながるだけでなく、収集したデータを活用して新たな価値を創造することが求められる分野です。NTTデータがこの分野に経営資源を集中させることは、デジタル変革の加速を予感させます。
組織再編がもたらすビジネスの変化
小寺氏の後任として、企画職を経験された野崎大喜氏が社会基盤ソリューション事業本部ソーシャルイノベーション事業部長に就任します。安定した事業基盤を維持しつつ、次世代の成長エンジンとなる事業をいかに育てていくか。この人事配置は、現場の深掘りと未来への投資を両立させるための戦略的な一手と言えるでしょう。SNS上の反応を見ても、「社会基盤から製造イノベーションへのシフトが興味深い」「この異動は今後のコネクティッド技術の標準化を左右するのではないか」といった、前向きな意見が多く見受けられます。
私個人としても、今回の人事はNTTデータの事業構造が、単なるシステム開発から社会のシステムそのものを再定義するフェーズへと移行している証左だと捉えています。2020年2月1日という新たな節目から、同社がどのようなコネクティッド社会を実現してくれるのか、非常に楽しみでなりません。これからの技術進化が、私たちの暮らしや産業をどう塗り替えていくのか、注視していきたいと思います。
コメント