2020年1月29日、中国の湖北省武漢市を中心に発生した新型コロナウイルスによる肺炎が急速な広がりを見せる中、緊迫した情勢が続いています。そんな折、武漢に留まっていた米国市民201名を乗せた米政府のチャーター機が、米カリフォルニア州のマーチ空軍基地に無事到着しました。世界を震撼させる未知のウイルスに対し、各国が自国民を保護しようと懸命に奔走している様子がうかがえます。
現地武漢には、依然として約1000人の米国人が滞在していると見られています。今回帰国した方々は、感染リスクが高いと判断された優先度の高い方々です。搭乗にあたっては現地で2度の検疫が行われ、現時点では感染の兆候は見られていないとのことですが、到着後も改めて検査が実施され、経過観察が続く予定です。厳重な管理体制を敷くことで、蔓延を防ごうとする政府の強い意志を感じますね。
国際的な連帯と対応の混乱
チャーター機の受け入れを巡っては、実は一筋縄ではいかない状況もありました。当初、受け入れ先としてサンフランシスコ国際空港が予定されていましたが、ロサンゼルス近郊のオンタリオ国際空港に変更され、最終的にマーチ空軍基地へ着陸することとなりました。未曾有の事態において、情報の錯綜や受け入れ態勢の調整にいかに苦労しているか、その混乱ぶりが伝わってきます。
この動きと呼応するように、フランスやドイツ、カナダ、ロシアなども同様に、現地からの引き揚げに向けたチャーター機の手配を急いでいます。自国民の命を最優先にするという各国の姿勢は、このような有事において当然のことでしょう。SNS上でも「まずは一安心」「無事に帰国できて本当に良かった」といった安堵の声が上がる一方で、「これからの感染拡大が本当に怖い」という、収束の見えない将来への不安を吐露する投稿も散見されます。
ウイルスが国境を超えて広がる現状を考えると、一国だけの努力では限界があるのではないでしょうか。今回、中国の外交トップが米国と電話協議を行い「新型肺炎に打ち勝つ」と強調したことは、国際社会が連携してこの危機を乗り越える必要性を再認識させる一歩と言えるかもしれません。今こそ、世界各国が情報を共有し、科学的な知見を統合して、協力してこの困難に立ち向かっていくべき時だと強く感じます。
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