国内の家電量販店大手であるエディオンが、これまでの「所有」という概念を覆す画期的な家電レンタルサービスに乗り出します。この新たな挑戦の第1弾として、2019年09月01日からエアコンの貸し出しが開始されることになりました。今後はエアコンに限らず、さまざまなカテゴリーの商品を順次拡大していく方針を打ち出しており、家電選びの常識が大きく変わる転換点となりそうです。
国内の家電市場が成長の停滞に直面する中で、一度売って終わりという「売り切り型」のビジネスモデルは限界を迎えつつあります。すでに競合のノジマが同様のサービスを先行して実施しており、業界全体でサービスを重視する動きが加速している状況です。消費者のニーズが「物を持つこと」から「体験すること」へと移り変わる現代において、量販店側も柔軟な対応を迫られているのでしょう。
2019年09月01日から対象となるのは、ダイキン工業が2019年03月に発売したばかりの8畳用最新モデルです。この製品はエディオンの店頭において、税別で約9万円という価格帯で販売されている実力派の一台となっています。高額な初期費用を抑えて最新家電を利用できる仕組みは、転勤や引っ越しが多い層にとって、非常に合理的な選択肢として映るに違いありません。
今回の取り組みは、いわゆる「サブスクリプション(定額課金制)」の考え方に通じるものがあります。これは一定期間、商品やサービスを利用する権利に対して対価を支払う仕組みを指し、音楽や動画配信で馴染み深い形態です。家電という耐久消費財にこの考えを持ち込むことで、故障への不安や廃棄の手間から解放されるメリットは、ユーザーにとって計り知れない価値をもたらすでしょう。
SNS上では「初期費用が浮くのは助かる」「最新機種を気軽に試せるのは嬉しい」といったポジティブな声が上がっています。その一方で「トータルの支払額が購入より高くなるのではないか」という慎重な意見も見受けられ、利便性とコストのバランスに注目が集まっています。個人のライフスタイルに合わせた賢い使い分けが、これからのスマートな暮らしの鍵を握ると言えそうです。
私自身の見解としては、家電量販店が「製品の販売者」から「快適な暮らしのパートナー」へと変貌を遂げる素晴らしい一歩だと感じています。特にエアコンのような設置工事を伴う製品をレンタルで提供するハードルは高いはずですが、それを実現する実行力には驚かされました。今後、冷蔵庫や洗濯機といった生活必需品まで対象が広がれば、私たちの住まい方はより自由で軽やかなものへと進化するはずです。
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