台湾から東北へ!VISIT東北が仕掛けるSNS戦略とインフルエンサーによる新たな誘客の波

宮城県丸森町に拠点を置き、パソナグループの一員として地域活性化に奔走する「VISIT東北」が、台湾の有力企業との強力なタッグを組みました。今回の業務提携の相手は、大手旅行会社エイチ・アイ・エス(HIS)の台湾現地法人と、現地最大級の規模を誇る「エリートPRグループ」の2社です。この連携により、東北の魅力を台湾へダイレクトに届ける、新しい観光の形が動き出そうとしています。

2019年10月からはプロジェクトの第1弾として、台湾で絶大な人気を誇る旅行ブロガーたちと共同で、東北独自の旅行商品を企画・販売する予定です。特筆すべきは、エリートPRグループが抱える約5,000名もの「インフルエンサー」の存在でしょう。彼らはSNS上で消費者の行動に大きな影響を与える発信者であり、その感性を生かした情報拡散によって、年間5,000人規模の台湾人観光客を東北へ呼び込むことが期待されています。

そもそもインフルエンサーとは、特定のコミュニティやSNSにおいて世論を動かす力を持つ人々のことを指しており、現代のマーケティングには欠かせない存在です。彼らが実際に東北を訪れ、自分たちの言葉で現地の風景や食を語ることで、従来の広告では届かなかった層の心に深く刺さるはずです。ネット上では「台湾の方は親日家が多く、東北の雪や温泉への関心も高いので、この施策は非常に理にかなっている」といった期待の声が上がっています。

スポンサーリンク

急増する訪日需要と地域経済への波及効果

東北運輸局が発表した最新のデータによれば、2019年01月01日から2019年06月30日までの上期における台湾人宿泊者数は、9万4,900人を記録しました。これは前年の同時期と比較して38%増という驚異的な伸び率であり、仙台と台湾を結ぶ定期航空便の増便が大きな追い風となっていることは間違いありません。この絶好のタイミングで仕掛ける今回の提携は、まさに「攻め」の姿勢と言えるでしょう。

VISIT東北の狙いは、単なる観光客の誘致に留まりません。台湾市場への進出を目論む日本企業の販路開拓や、現地での店舗展開をサポートするコンサルティング業務も視野に入れています。私自身の見解としても、観光という「入り口」から始まり、ビジネスという「実利」へと繋げるこの循環モデルは、人口減少に悩む東北地方にとって持続可能な地方創生の鍵になると確信しています。

SNSを通じたリアルな発信は、情報の信頼性を高め、地域のファンを増やす最良の手段です。2019年09月27日現在の活況をそのままに、東北が「日本の目的地」として台湾の人々に選ばれ続ける未来がすぐそこまで来ています。自治体や地元の商店がこの波をうまく捉え、多言語対応やキャッシュレス化などの受け入れ態勢をさらに整えることで、東北全体の経済はより一層の輝きを放つことになるでしょう。

コメント

タイトルとURLをコピーしました