エンターテインメント業界において、未来のスターを夢見る若者たちが集う「オーディション」の形態が今、劇的な変化を遂げています。2019年10月09日現在、日韓合同プロジェクトから誕生した「IZONE(アイズワン)」が爆発的な人気を博し、男性版のオーディション番組も新たにスタートするなど、空前のブームが再来しているのです。
この熱狂の裏側で、次世代のスター発掘を牽引しているのが、オーディションアプリを展開する「mysta(マイスタ)」です。同社の取締役を務める谷口昌仁氏は、官公庁から楽天の執行役員、さらには革新的なAR技術で知られた「セカイカメラ」の社長まで歴任した、非常にユニークなキャリアを歩んできた人物として注目されています。
単なる選考ではない「育成」としてのオーディション
これまでのオーディションといえば、完成されたスキルを持つ逸材を審査員が選ぶスタイルが一般的でした。しかし、mystaが提示する新しい形は、選考そのものを「育成のプロセス」として捉えるものです。候補者がアプリを通じて日々の努力や成長を可視化し、それを見たユーザーが応援するという、双方向のコミュニケーションが鍵となります。
ここで重要視されるのは、歌唱力やダンスの技術といった目に見える実力だけではありません。それ以上に「共感」という要素が、スターへの階段を上るための強力なエンジンとなっているのです。視聴者が候補者のひたむきな姿に心を打たれ、「自分たちの手で彼女をスターにしたい」と強く願う熱量が、今の時代における成功の法則と言えるでしょう。
SNS上でもこの手法は大きな反響を呼んでおり、「推しの成長を間近で見守れるのが嬉しい」「プロが選ぶのとは違う、自分たちが選んでいる感覚が新しい」といった声が数多く寄せられています。実際にこのプラットフォームからは、ミス・ワールドの日本代表に選出されるような、確かな輝きを放つ人材が次々と誕生しているのです。
ITとエンタメが融合する次世代のスター像
谷口氏が手掛けるこの仕組みは、IT業界で培われたデータ分析の視点と、エンターテインメントが持つエモーショナルな魅力が見事に融合した結果です。誰にでもチャンスが開かれている現代だからこそ、埋もれている才能を見つけ出し、熱狂的なファンコミュニティの中で磨き上げていくプロセスには、無限の可能性が秘められていると感じます。
私自身の見解としても、一方的に提供されるコンテンツを消費する時代は終わり、ファンが「物語」の一部として参画する形態こそが、今後の主流になると確信しています。技術革新が進む中で、人間らしい「共感」を軸に据えたmystaの試みは、今後のタレント輩出のスタンダードを大きく塗り替えていくことになるに違いありません。
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