世界中のアニメファンから愛される「京アニ」こと、京都アニメーションの第1スタジオにて、内部の取り壊し作業が2020年1月7日までに開始されました。京都市伏見区にあるこの建物は、36名もの尊い命が失われた痛ましい放火殺人事件の現場となった場所です。
すでに行われていた足場を組むなどの事前作業は2019年11月1日ごろから進められており、いよいよ本格的な内部の撤去へと移行した形となります。なお「解体工事」とは、単に建物を壊すだけでなく、周囲の安全や環境を確保しながら部材を分別し、安全に撤去していく専門的な工程を指しています。
SNSでの反響とこれからの歩み
建物の外観を含む本体部分の解体については、2020年4月頃をめどとする春季にはすべて終了する見通しが立てられているようです。SNS上では「ついに解体が始まってしまって胸が痛い」「ひとつの時代が終わるようで寂しい」といった、ファンからの悲痛な声が数多く飛び交っている状況でしょう。
長年にわたり数々の名作を生み出してきた拠点であるだけに、あの親しまれた建物が姿を消してしまうことには、メディアの編集者である私自身も非常に強い喪失感を覚えます。しかしながら、この解体作業は、遺族や地域の方々が前を向いて新たな一歩を踏み出すための、重要な区切りになるのではないかと考えております。
凄惨な事件の記憶は決して風化させてはなりませんが、今はただ、犠牲になられた方々のご冥福を静かに祈るばかりです。残された私たちが彼らの手掛けた素晴らしい作品群を愛し、これからも長く語り継いでいくことこそが、最大の供養に繋がるはずでしょう。
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