2019年10月04日、関西電力を揺るがしている金品受領問題において、あまりにも衝撃的な新事実が明るみに出ました。福井県高浜町の元助役と密接な関係にある建設会社「吉田開発」に対し、関電側が発注予定の工事に関する内部情報を事前に漏洩させていたというのです。
具体的に判明した数字を見ると、その組織的な癒着の深さに驚かざるを得ません。吉田開発が関与した工事のうち、実に7割を超える83件もの案件で、工事の概算額といった極めて重要なデータが正式な手続きの前に伝えられていたのです。これは企業倫理として、極めて異例の事態と言えるでしょう。
ここで注目すべき「概算額(がいさんがく)」とは、工事にかかる費用の見積もり基準となる金額を指します。この情報を事前に把握している業者は、他社よりも圧倒的に有利な条件で入札や交渉を進めることが可能です。つまり、健全な競争を根底から覆す行為が行われていたと推察されます。
「地域重視」という釈明と、ネット上に渦巻く厳しい批判の声
関西電力側は、このような特定業者への情報提供について「地域共生や地元の活性化を重視した結果である」と釈明しています。しかし、公共性の高いインフラ企業が特定の個人や業者とこれほどまでに癒着することは、公平性の観点から到底許されるものではありません。
SNSをはじめとするインターネット上でも、この報道に対して「地域重視という言葉を隠れ蓑にした不正ではないか」「電気料金を支払っている消費者を馬鹿にしている」といった怒りの声が噴出しています。企業の社会的責任を問う厳しい意見が、秒単位で拡散され続けている状況です。
私個人の見解としても、エネルギー供給を担う巨大企業が、一部の権力者に阿(おもね)るような姿勢を見せるのは非常に残念でなりません。透明性のある経営こそが信頼の基盤であり、今回の問題は「地域への貢献」という言葉の定義さえも汚してしまったように感じられます。
2019年10月04日の時点では、まだ全容解明の途上にありますが、この「情報の事前提供」という事実は、関電が抱える闇の深さを象徴しています。今後、第三者委員会による調査などで、どこまで腐敗の構造が暴かれるのか、国民の厳しい監視の目が注がれることになるでしょう。
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