雨の日の外出、特に自転車での移動中に「左右を確認しようとしてもフードが邪魔で見えない」というヒヤリとする経験をしたことはありませんか。そんな悩みを解決する革新的なアイテムを、富山県高岡市に拠点を置くレインウェアの老舗、カジメイクが2020年春にリリースします。この新作は、首を左右に振る動作に合わせてフードがスムーズに回転する仕組みを採用しており、常にクリアな視界をキープできるのが最大の特徴です。
これまでの一般的なレインコートは、頭を動かしてもフードが固定されたままだったため、横を向くと布地が顔を覆ってしまう欠点がありました。しかし今回の新商品は、フードと胴体部分を特殊な樹脂製のレールで連結するという、これまでにない構造を取り入れています。これにより、首の可動域に合わせて視界が追従する「ローリングフード」機能を実現しました。生産委託先である中国工場の特許技術を活かした、まさにアイデアの勝利と言える一着です。
クラウドファンディングで驚異の達成率!SNSでも話題沸騰
この期待の新星は、2020年春の一般販売に先駆けて2019年10月からクラウドファンディングで先行予約を開始しました。当初の目標金額は10万円という控えめな設定でしたが、蓋を開けてみれば集まった支援額は485万円を突破しました。なんと目標の48倍以上という驚異的な数字を叩き出し、約1170着分もの注文が殺到したのです。SNS上でも「これなら雨の日の自転車通学も怖くない」「画期的すぎる」と期待の声が広がっています。
特に大きな支持を寄せているのは、毎日自転車を利用する学生さんや働く女性たちだそうです。1着4000円という手に取りやすい価格設定も、ヒットを後押しする要因となるでしょう。なお、クラウドファンディングでの先行支援者には、3500円から3750円というお得な特別価格で提供されました。こうしたユーザーの熱烈な反応からは、多くの人々が雨天時の安全性と快適性をいかに切望していたかが鮮明に浮き彫りとなっています。
自社サイト「アメトハレ」始動とカジメイクの挑戦
カジメイクは2019年12月16日に、自社の公式ECサイト「アメトハレ」をオープンさせる予定です。今回ご紹介した連動型フードのレインコートは、来春以降のサイト運営における目玉商品として位置づけられています。これまでプロ向けの作業用ウェアで培ってきた高い技術力を、今後は一般消費者向けの商品群へ大胆に投入していく構えです。同社は2020年夏の新規株式公開(IPO)も見据えており、ブランドの認知度向上に全力を注いでいます。
現在、カジメイクの年間売上高は約60億円にのぼりますが、一般向け商品の割合はまだ2割に満たない状況です。個人的な見解を述べさせていただくと、この「視界が動く」という利便性は、一度体験すれば手放せなくなるほどのインパクトを持っています。単なる雨具を超えた「安全装備」としての価値が浸透すれば、市場のシェアを一気に塗り替える可能性を秘めているはずです。雨の日が待ち遠しくなるような、新しいライフスタイルの提案に期待が高まります。
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