日本の研究開発のあり方が、今まさに劇的な転換点を迎えています。世界中で技術開発の競争が激化する昨今、企業が大学の持つ深い知見をよりスピーディーに活用しようと、新たな連携の形を模索し始めました。空調大手のダイキン工業や製薬大手のアステラス製薬は、2019年秋にも大学の教授や准教授を直接雇用する方針を固め、自社の研究プロジェクトに本格的に招き入れる予定です。
今回注目されているのは「クロスアポイントメント(相互雇用)」と呼ばれる画期的な仕組みです。これは、研究者が大学に籍を残したまま、企業とも雇用契約を結んで両方の仕事に従事する制度を指します。従来のような単なる「共同研究」の枠を超え、大学の先生が企業の社員として責任ある立場で開発に携わることで、基礎研究から実用化までのスピードを飛躍的に高めることが期待されているのでしょう。
このニュースが報じられると、SNS上では「ついに日本でも本格的な産学連携が始まるのか」といった驚きの声や、「優秀な頭脳がビジネスの現場で直接腕を振るうのは合理的だ」と歓迎する意見が相次いでいます。一方で、多忙な教授陣の負担増を懸念する声も見受けられますが、理論と実践が融合するこの試みに対して、多くのユーザーがポジティブな関心を寄せているのは間違いありません。
編集者の視点から言わせていただければ、この動きは閉塞感のある日本のイノベーション環境を打破する特効薬になると確信しています。これまでは「象牙の塔」に籠もりがちだった高度なアカデミアの知恵が、企業の資金力やスピード感と合流することで、まだ見ぬ革新的な製品が誕生するはずです。2019年07月21日現在のこの決断は、数年後の日本経済を支える大きな一歩として語り継がれることになるでしょう。
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