NVIDIA 2019年5〜7月期決算を分析!純利益50%減でも株価が上がる驚きの理由とは?

2019年08月16日、シリコンバレーから世界のIT業界を揺るがす最新の決算ニュースが飛び込んできました。米半導体大手のNVIDIA(エヌビディア)が2019年08月15日に発表した、2019年05月01日から2019年07月31日までの第2四半期決算は、売上高が前年同期比で17パーセント減となる25億7900万ドルを記録しました。日本円にして約2740億円という巨額の売り上げではありますが、前年と比較した減収傾向には歯止めがかかっていない状況です。

特に市場関係者を驚かせたのは、最終的な企業の儲けを示す「純利益」が前年の同じ時期と比べて50パーセントも減少した点でしょう。純利益は5億5200万ドルに留まり、主力のゲーム向け製品やデータセンター向け半導体の不調が浮き彫りになりました。ここで言う「データセンター」とは、インターネット上の膨大なデータを処理・保管するための巨大な計算施設を指し、現代のAI社会を支えるインフラとして、同社にとって非常に重要な市場となっています。

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どん底からの反転攻勢?市場が期待を寄せる「V字回復」の兆し

しかし、こうした厳しい数字が並んだ一方で、株式市場の反応は意外なほどポジティブなものでした。その理由は、2019年02月から04月までの前期実績と比較すると、売上高が16パーセントも増加していることにあります。前年比ではマイナスでも、直近の推移で見れば業績が底を打ち、再び上昇に転じていると投資家は判断したのです。この復調への期待から、同社の株価は時間外取引で一時7パーセント近くも跳ね上がるという劇的な展開を見せました。

SNS上でもこの決算内容は大きな話題となっており、個人投資家からは「一見すると大赤字に見えるけれど、中身は完全な復活シナリオだ」といった前向きな投稿が相次いでいます。また、「GPUの需要はゲームだけでなくAI分野で今後も伸びるはずだ」という、同社の技術力に対する根強い信頼感を示す声も目立ちます。一方で、ライバル企業との競争激化を懸念する声も一部では見受けられますが、全体的には「買いの好機」と捉えるユーザーが多い印象を受けました。

編集部としての見解ですが、今回の決算はNVIDIAが次なる成長フェーズへ進むための「産みの苦しみ」を乗り越えた瞬間だと感じています。純利益が半減したという表面的なニュースに惑わされず、四半期ベースでの成長に注目した市場の判断は極めて冷静と言えるでしょう。グラフィックス処理だけでなく、AI計算に不可欠な存在となった同社の半導体は、今後さらに重要性を増していくはずです。反転攻勢の準備は整った、そう確信させる力強い内容だったのではないでしょうか。

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