渋滞知らずの絶景クルーズ!相模湾「海上タクシー」が2019年9月から実証実験を開始へ

夏の熱気が残る相模湾に、新たな移動の風が吹き抜けようとしています。神奈川県は2019年08月16日、三浦から平塚に至る港湾施設を船で結ぶ「海上タクシー」の実証実験を、2019年09月中旬よりスタートさせると発表しました。これまで陸路に頼っていた湘南エリアの観光に、海路という贅沢な選択肢が加わります。

この試みは、海からの美しい景観を観光資源として再発見してもらうことを目的としています。SNS上では「江の島や富士山を海から眺められるなんて最高」「移動そのものがアトラクションになる」と、早くも期待の声が続出しているようです。単なる移動手段を超えた、優雅なクルーズ体験が期待できるでしょう。

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深刻な道路渋滞を回避する「海上のショートカット」

湘南エリアといえば、時期や時間帯によって発生する深刻な交通渋滞が悩みの種でした。しかし、この海上タクシーを利用すれば、そんなストレスから解放されるに違いありません。実証実験は2019年11月中旬までの期間中、計11日間にわたって一般向けに実施される予定となっております。

具体的な利便性の向上には目を見張るものがあります。例えば、逗子マリーナから湘南港へ車で向かう際、混雑時には1時間以上を要することも珍しくありません。ところが、海上タクシーならわずか15分から20分程度で到着できるというのです。時間は有限ですから、この圧倒的な時短効果は観光客にとって大きな魅力となるはずです。

ここで言う「港湾施設」とは、船が安全に離着岸し、人々が乗り降りするために整備された岸壁や桟橋などの拠点を指します。今回の実験では、神奈川県三浦市から平塚市にかけて点在する計9カ所の施設のうち、日ごとに航路を限定して運航が行われます。利用者は訪れる日によって異なる海の旅を楽しめる仕組みです。

運航形態はプライベート感を重視した全航路貸切制となっており、料金は1艇あたり3,000円から25,000円に設定されました。乗船人数は6人から10人まで対応可能なため、グループで利用すれば1人あたりの負担は意外とリーズナブルに抑えられます。申し込みは「リビエラ逗子マリーナ」の公式サイトから受け付けています。

編集部としては、この試みがオーバーツーリズム(観光公害)の解決策としても機能することを期待しています。道路の混雑緩和は地域住民の生活を守ることにも繋がるからです。海を「道」として活用する柔軟な発想は、これからの観光立県・神奈川において、極めて重要な一歩となるのではないでしょうか。

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