【秩父の恵み】うさぎが結ぶ不思議な縁!秩父産ワインが新嘗祭へ異例の奉納

秋の深まりとともに収穫の喜びを分かち合う季節がやってきました。2019年11月14日、埼玉県秩父市で「兎田ワイナリー」を運営する秩父ファーマーズファクトリーが、県内の主要な5つの神社へワイン樽を奉納することを発表し、大きな話題を呼んでいます。

今回、奉納の舞台となるのは、毎年11月に全国の神社で執り行われる「新嘗祭(にいなめさい)」です。これは、その年に収穫された五穀を神様に供えて感謝を捧げる伝統的な儀式を指します。通常は日本酒を供えるのが一般的ですが、洋酒であるワインが選ばれるのは非常に珍しい試みと言えるでしょう。

奉納されるのは、地元のブドウを惜しみなく使用した「秩父ブラン 秩父産白ワインにごりタイプ」です。この銘柄は、素材本来の旨味を残した奥深い味わいが特徴で、SNS上でも「和の儀式に秩父のテロワールがどう響くのか楽しみ」「神様も驚くラインナップ」と、新しい伝統の形に期待する声が続出しています。

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うさぎが繋いだ「兎田ワイナリー」と「調神社」の素敵なご縁

この異例の奉納が実現した背景には、なんとも微笑ましい「うさぎ」の縁がありました。さいたま市に鎮座する調(つき)神社は、狛犬の代わりにうさぎの石像が置かれていることから「うさぎ神社」の愛称で親しまれています。この神社が新嘗祭にふさわしいお供え物を探していたことが全ての始まりでした。

その橋渡し役となったのが、さいたま市内でレストランを運営するノースコーポレーションです。同社の紹介により、ワイナリーの名前にも「兎」を冠する兎田ワイナリーとの運命的な出会いが果たされました。名前の共通点から始まった交流が、神事への奉納という大きな形へと結実したのです。

さらにこの取り組みは広がりを見せ、秩父神社や三峯神社、宝登山神社といった秩父を代表する三社に加え、武蔵一宮氷川神社にも奉納されることになりました。地元の誇りであるワインが聖域へ届けられる様子は、地域経済の活性化やブランド向上に繋がる素晴らしい一歩だと私は確信しています。

伝統を重んじながらも、現代の食文化であるワインを受け入れる神社の柔軟な姿勢には驚かされます。日本酒の文化を大切にしつつ、地域の特産品を神様に報告するこの試みは、きっと多くの人々に秩父の魅力を再発見させるきっかけになるに違いありません。

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