鶴岡から農業革命!新ブランド「SHONAI ROOTS」と若き力が紡ぐ有機農業の未来

山形県鶴岡市で、次世代へと農業のバトンを繋ぐ画期的なプロジェクトが産声を上げました。街づくりを牽引するヤマガタデザイン株式会社が、地元のJAや市役所と手を取り合い、有機農業の新ブランドを設立したのです。SNSでは「地方創生の理想形」「よそものが地域を動かしている」と、熱烈な期待の声が寄せられています。

このプロジェクトの核となるのが、2019年11月に発表された新ブランド「SHONAI ROOTS(ショウナイルーツ)」です。ここで注目したいのが、ヤマガタデザインが「商社」としての役割を担う点でしょう。同社が販路を切り拓き、JAが配送や決済などの流通機能を支えるという、企業と既存組織の強力なタッグが実現しました。

そもそも「有機農業」とは、化学肥料や農薬を避けて自然の力を引き出す栽培方法を指します。健康志向の高まりで欧米では市場が急拡大していますが、日本ではまだ伸び代がある分野です。ヤマガタデザインは、自社ホテルでの食材調達をきっかけに農業へ参入し、今や21棟ものハウスを運営するまでに成長を遂げました。

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「よそもの」が変える!稼げる農業への挑戦

2019年現在、現場で汗を流すのは新卒入社の若者や、都会から移住してきたIターン・Uターンのメンバーです。彼らは農業の素人ながら、土作りにこだわり自前で機械を開発するなど、自由な発想で挑んでいます。こうした「外からの視点」こそが、衰退が危惧される日本の農業に不可欠なエッセンスであると私は確信しています。

鶴岡市は農業産出額が全国27位という農業大国ですが、従事者の減少が深刻な課題となっていました。既存の農家だけでは限界がある中、地域外から意欲ある担い手を呼び込む今回の試みは、非常に理に適った戦略です。2020年4月には農業経営者育成学校「シーズ」が開校し、有機農業のプロを育てる体制も整います。

授業料は月額1万円という手軽さながら、実地研修をメインに「稼げる農業」を2年間で叩き込むこの学校には、すでに東京や神奈川からも志願者が集まっているそうです。ブランド化によって出口(販売)を確保し、教育(育成)とセットで提供するこのモデルは、就農希望者にとってこの上ない安心材料になるはずです。

対立を乗り越え、地域一丸で守る庄内の大地

かつては、農薬を使わない有機農家と周囲の農家との間で、害虫被害などを巡る摩擦が起きることも珍しくありませんでした。しかし、今回はJAがその仲介役となり、土地のあっせんからトラブル対応までを全面的にバックアップします。「地元民だけで守るのは難しい」と語るJAの姿勢には、強い危機感と覚悟が感じられます。

2020年にはハウスを31棟に増やし、ついにお米作りもスタートする予定です。単なる「伝統の維持」ではなく、成長産業としての農業を鶴岡から発信する。このダイナミックな動きは、庄内地方を日本一の有機農業先進地へと変貌させる大きな一歩となるでしょう。これからの進化から、一瞬たりとも目が離せません。

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