ヴィッセル神戸の猛攻に沈む清水エスパルス!堅守崩壊で逃した天皇杯決勝への切符と篠田体制の終焉

2019年12月21日、国立競技場のこけら落としを兼ねた天皇杯準決勝が開催され、清水エスパルスはヴィッセル神戸を相手に1対3で敗北を喫しました。これまでの4試合でわずか1失点という、文字通り「盾」のような堅実な守備を武器に勝ち上がってきた清水でしたが、この日は神戸の圧倒的な攻撃力の前に屈する形となったのです。

試合後、チームを率いた篠田善之監督は、相手の長所を封じ込める時間帯もあったものの、失点が重なったことで展開を難しくしてしまったと悔しさを滲ませていました。SNS上では「清水の粘り強い守備が見たかった」「神戸のスター軍団を止めるのは至難の業だったか」といった、健闘を称えつつも力負けを認めるファンの声が数多く寄せられています。

戦術的な視点で見ると、清水は「ブロック(守備陣が陣形を整えて隙間をなくすこと)」を形成して対応しましたが、神戸の緻密なパスワークに翻弄された印象は拭えません。サッカーにおける堅守とは、単に人数をかけるだけでなく、相手の決定機を摘み取る「綻びのない連携」が必要不可欠ですが、今回はその連動性が一瞬の隙を突かれてしまったのでしょう。

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篠田監督が果たしたミッションと次章へのバトン

2019年5月にコーチから昇格した篠田監督は、J1残留争いという過酷なプレッシャーの中でチームを立て直し、9大会ぶりとなる決勝進出という大きな目標へ向けて突き進んできました。監督自身も、決勝の舞台に立つことが最大の使命であると自覚し、並々ならぬ覚悟で指揮を執っていただけに、この敗退は痛恨の極みと言わざるを得ません。

私個人の意見としては、苦しい残留争いを戦い抜いた後に、ここまでチームをまとめ上げた篠田監督の手腕は高く評価されるべきだと確信しています。特定のスター選手に頼るのではなく、組織としての規律を重んじる姿勢は、間違いなく清水エスパルスの土台を強化しました。結果こそ伴わなかったものの、その情熱は選手たちの心に深く刻まれたはずです。

来季に向けて、チームはアンジェ・ポステコグルー監督の右腕として知られるクラモフスキー氏を新監督に迎えることが決定しています。篠田氏は再びコーチの役割に戻り、新たな体制を支えることになりますが、今回の悔しさは必ずや新シーズンへの糧となるでしょう。名門・清水エスパルスが再び頂点を狙うための物語は、ここからまた新章へと突入します。

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