【アジア市場速報】新型肺炎の恐怖が直撃?日経アジア300が小動きで足踏み状態となった理由と今後の投資戦略

アジアの経済動向を映し出す重要な指標である「日経アジア300」ですが、2020年1月24日の市場では非常に狭い範囲での値動きにとどまる「小動き」となりました。この背景には、中国を中心に急速に感染が拡大している新型肺炎への強い警戒感があります。市場全体に重苦しいムードが漂っており、投資家たちが積極的に上値を買いにいけない膠着状態が続いています。

投資の世界で使われる「小動き」とは、株価が大きく上が leader も下が leader もせず、方向感を欠いたまま横ばいで推移する状態を指す専門用語です。今回の市場では、まさに次の材料を待ちきれずに息を潜めているような雰囲気がリアルに伝わってきます。SNS上でも「新型肺炎のニュースばかりで怖くて買い増しできない」「春節の連休を前に、アジア株はいったん利益確定売りしておくのが無難かも」といった不安や慎重な声が相次いで投稿されています。

さらに投資家の心理的な「重荷(投資マインドを冷え込ませる要因)」となっているのが、中国の春節(旧正月)に伴う大型連休の存在です。これほど人の移動が激しくなる時期に感染症が広がれば、アジア全体の観光業や小売業、さらには物流や製造業のサプライチェーン(部品の調達から製造、販売までの一連のネットワーク)に壊滅的な打撃を与えかねません。経済への悪影響がどれほどになるか全貌が見えないため、市場は完全に身動きが取れなくなっています。

ここで筆者の見解を述べさせていただきますと、現在の市場の反応は極めて冷静かつ妥当な防衛本能であると考えています。感染症の拡大という不透明なリスクに直面した際、最も避けるべきは楽観視による大火傷です。アジア経済の底力は非常に強力ですが、今は無理をしてリスクを取るタイミングではないでしょう。しばらくは日々の感染者数や各国の防衛策のニュースを注視しつつ、市場のパニックが落ち着くのを待つのが賢明な選択と言えます。

今後のアジア市場を乗り切るためには、目先の乱高下に一喜一憂せず、医療体制や政府の財政出動(景気を支えるための政府による資金投入)の動きを冷静に見極める目が必要です。経済の基礎体力が奪われていない優良株を見つける絶好の準備期間と捉え、情報収集に徹することがこれからの大きな武器になるでしょう。

コメント

タイトルとURLをコピーしました