医療現場を支えるトップメーカーの動向に、今大きな注目が集まっています。医療機器製造大手であるマニーは、予期せぬ火災に見舞われたベトナム工場における「ステイプラー」の生産を、2020年8月までに本格化させる方針を固めました。被災したクリーンルームを工場内に新しく建設し、完全復活へと舵を切ります。
このニュースを受けてSNS上では「医療現場に欠かせない道具だから安心した」「不測の事態からの迅速なリカバリーが素晴らしい」といった、同社を応援する声が多数寄せられていました。ピンチをチャンスに変えようとする企業の底力には、目を見張るものがありますね。
特別損失を乗り越える!クリーンルーム新設に伴う驚異の復旧劇
ベトナムのフーエン第1工場は全6棟で構成されていますが、2019年9月にその一部で火災が発生しました。これに伴い同社は、2019年9月から2019年11月期の連結決算において、製品や設備などの被害額として約1億円の特別損失を計上しています。従業員の人件費といった固定費も重なり、収益面での足かせとなっていました。
しかし、同社は決して立ち止まりません。火災後は手持ちの在庫を出荷しつつ、別のクリーンルームを有効活用することで、供給が途絶えないよう最善を尽くしてきたのです。今回の計画では、工場内の空きスペースに新たなクリーンルームを誕生させ、フル稼働での生産を目指すとのことです。
医療現場を支えるステイプラーとは?マニーの未来への布石
ここで注目したいのが、生産再開が待たれるステイプラーという医療器具です。これは手術の際に、傷ついた皮膚を素早くきれいに縫い合わせるために使用される皮膚縫合器具を指します。ホチキスのような感覚で迅速な処置を可能にするため、手術時間の短縮や患者様の負担軽減には欠かせない、極めて重要な医療デバイスです。
主力の眼科用ナイフなどに比べると、全体の売上高に占める割合は4%程度と決して大きくはありません。それでも、医療の安全と安心を守るために妥協せず、迅速な設備投資を行う姿勢は評価されるべきでしょう。今回のフル稼働をきっかけに、同社の業績がV字回復を描くことを切に願っています。
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