家計簿アプリとSNSで貯金成功?老後2000万円問題に立ち向かう「公開家計簿」の驚くべき節約効果とは

今年こそは家計簿をしっかりとつけて貯蓄を増やしたい、と年始に決意した方も多いのではないでしょうか。しかし、一人で黙々と数字と向き合う作業は、どうしても長続きしにくいものです。そんな中、最近では自分の家計事情をあえてインターネット上でオープンにするという、驚きのトレンドが急激な広がりを見せています。

SNSのタイムライン上では、自らの収支状況を投稿する「公開家計簿」が大きな注目を集めています。情報をあえてさらけ出すことで、サボり癖を克服して途中で挫折しなくなるというメリットがあるようです。さらに、閲覧者から客観的なアドバイスをもらうことで、やりくり上手へ成長する人が続出しています。

東京都内で働く29歳の会社員女性は、2019年春からインスタグラムを活用し、3ヶ月に1回のペースで家計のリアルな収支報告を始めました。使用しているのはスマートフォンだけで、人気の家計簿アプリに日々の支出を記録し、その画面を画像として投稿するスタイルです。作業自体は10分ほどで完了する手軽さだといいます。

これまで三日坊主になりがちだった彼女ですが、ネット上で公開を始めてからは意識が劇的に変わりました。誰かに見られているという適度な緊張感が、まるで周囲の人々と約束を交わしたかのような感覚を生み出しているのです。この程よいプレッシャーこそが、家計簿を楽しく継続するための強力な原動力になっています。

また、都内在住の25歳の会社員女性は、SNS公開によって予算達成への執着心が生まれ、無駄遣いが自然と減ったと効果を語ります。さらに鹿児島県の26歳女性は、フォロワーからのコメントをきっかけに、資産の一部を投資へ回し始めました。自分ひとりの殻に閉じこもっていては気づけなかった、新しい資産運用の視点を得られた好例です。

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SNSで急増する背景と家計簿アプリの進化

家計の専門家によると、こうしたSNSへの投稿は2019年の後半から一気に急増しているそうです。2019年12月初旬の調査では、インスタグラムにおける特定のハッシュタグの投稿数が50万件に迫る勢いを見せました。ブログや動画共有サイトなど、様々なメディアでも同様の現象が確認されています。

背景にあるのは、世間を賑わせた「老後2000万円問題」や消費税率の引き上げといった将来への不安です。ちなみにインフレとは、物価が上昇してお金の価値が目減りする現象を指します。現金をただ貯蓄するだけでなく、賢く資産を守り、管理したいという切実な防衛本能が、モチベーション維持のためのSNS利用へと人々を動かしているのでしょう。

デジタル技術の進化も、このブームを後押しする重要な要素となっています。かつては手書きのノートを綺麗に清書してアップロードする手法が主流であり、莫大な時間と労力がかかっていました。しかし現代では、銀行口座やクレジットカードと連携して支出を自動で分類してくれる便利なスマホアプリが普及しています。

作業の負担が大幅に減ったことで、現代人には自分のデータを他者とシェアする心の余裕が生まれました。家計簿の本質は、一時的なイベントではなく持続的に管理していくことにあります。見ず知らずの他人に私生活の数字を見せることに抵抗があるならば、まずは最も身近な家族の間での共有から始めてみるのがおすすめです。

お金の管理をオープンにすることは、恥ずかしいことではなく、お互いの未来を守るための前向きな知恵と言えます。私も、家計のブラックボックス化を防ぐために家族内での情報開示は必須だと考えます。SNSという現代のツールを賢くスパイスとして取り入れながら、ゲーム感覚で楽しく貯蓄体質を目指してみてはいかがでしょうか。

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