2019年07月20日、日本中が固唾を飲んで見守る中、お笑いコンビ・雨上がり決死隊の宮迫博之さんとロンドンブーツ1号2号の田村亮さんが都内で謝罪会見を行いました。反社会的勢力の宴会に出席し金銭を授受した、いわゆる「闇営業」問題について、お二人は沈痛な面持ちで深々と頭を下げています。連日の報道で世間を騒がせたことへの責任を痛感している様子が、画面越しからも痛いほど伝わってきました。
今回の会見で最も衝撃を与えたのは、所属事務所である吉本興業との確執に関する告白でしょう。宮迫さんの口から語られたのは、岡本昭彦社長から「会見をするなら全員クビにする」という趣旨の強い圧力を受けたという驚きの事実でした。真相を語りたいという芸人側の切実な願いと、事態を沈静化させたい会社側の思惑が激しく衝突していたことが浮き彫りとなり、芸能界の構造的な問題が改めて露呈した形といえます。
「闇営業」が招いた代償と芸能界を揺るがすパワハラ疑惑の波紋
ここで改めて「闇営業」という言葉を整理しましょう。これは事務所を通さず、芸人が直接依頼を受けて報酬を得る活動を指しますが、今回はその相手が反社会的勢力であったことが事態を深刻化させました。宮迫さんは当初、金銭の受け取りを否定していましたが、この日の会見では嘘をついていたことを認め、ファンや詐欺被害者の方々へ心からの謝罪を述べています。自らの保身を優先してしまった後悔が、その表情には刻まれていました。
SNS上では、このあまりにも生々しい会見内容に対して「吉本興業の体質が信じられない」「パワハラではないか」といった会社批判が噴出しています。一方で、勇気を持って真実を語った二人を応援する声も多く、ハッシュタグ「#吉本興業」や「#宮迫さん」がトレンドを独占する異例の事態となりました。視聴者の多くは、過ちを犯したことへの怒り以上に、巨大組織に立ち向かう個人の姿に心を動かされているのかもしれません。
気になる今後について、宮迫さんは芸能界からの引退を現時点では明確に否定されました。今はただ、自分たちの言葉で謝罪を尽くすことが最優先であり、将来を考える余裕はないというのが本音でしょう。編集部としては、嘘が嘘を呼ぶ悪循環を断ち切ったお二人の決断は評価すべきだと考えます。しかし、失われた信頼を回復させる道のりは極めて険しく、吉本興業という組織の在り方も含め、大きな変革が求められるはずです。

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