株式会社日立製作所が、フランスの名高い総合がんセンターであるレオンベラールセンターと手を組み、最先端の人工知能(AI)を駆使したがん治療の効率化を目指す共同研究を開始することを2019年11月09日に発表しました。リヨンに拠点を置く同センターとの強力なタッグにより、次世代の医療技術開発が加速する見込みです。
今回のプロジェクトでは、膨大な医療画像データの解析や、放射線治療が患者にどのような影響を及ぼすかを事前に導き出す「効果予測」など、極めて高度な新技術の研究が進められます。日立はこれまでのIT技術の蓄積を医療分野へ応用し、2年から3年以内という短期間での実用化を目標に掲げているのが特徴的です。
SNS上では「日本の技術がフランスの医療現場で活躍するのは誇らしい」「AIでがんの予後が予測できれば、体への負担も減りそう」といった期待の声が続出しています。画像診断の精度向上により、これまで医師の経験に頼っていた部分が数値化されることへの関心は、世界的に非常に高いといえるでしょう。
ここで注目すべき「放射線治療の効果予測」とは、治療前にAIが過去の膨大な症例データと照らし合わせ、その患者に最適な照射量やタイミングを算出する仕組みを指します。これにより、副作用を最小限に抑えつつ、病変部位への攻撃を最大化する精密な個別化医療、いわゆる「プレシジョン・メディシン」が実現します。
私は、この取り組みが単なる技術開発に留まらず、医療従事者の過重労働を解消する一石になると確信しています。AIが画像解析の一次判断を担うことで、医師はより人間的なケアや複雑な判断に集中できるようになるはずです。日立の挑戦は、まさに「命を救うIT」の真髄を体現しているといえます。
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