投資家の皆様の間で、千代田化工建設(千代建)の株式を巡る動きが大きな注目を集めています。日本証券金融(日証金)は、2019年07月11日の申し込み分から、同社株の貸借取引における品貸し料、いわゆる「逆日歩(ぎゃくひぶ)」の最高料率を通常の4倍に引き上げるという異例の措置を決定しました。このルールは翌営業日にあたる2019年07月12日の品貸し申し込み受付分から適用されることになり、市場には緊張感が漂っています。
ここで専門用語について少し触れておきましょう。「逆日歩」とは、信用取引で株を売る(空売り)人が増えすぎてしまい、貸し出す株が足りなくなった際に発生する「レンタル料」のようなものです。通常、株を借りるコストは一定の範囲内に収まっていますが、今回はその上限である「最高料率」が4倍へと跳ね上がりました。これは、市場に対して「これ以上の過度な空売りは非常に高いコストを伴う」という強いアラートが発せられたことを意味しているのです。
SNS上では、この発表を受けて個人投資家たちが騒然としています。「逆日歩4倍はさすがにきつい」「これは踏み上げ相場の前兆かもしれない」といった期待混じりの声が上がる一方で、「売り方が買い戻しを迫られ、株価が急騰するのではないか」と予測する投稿も目立っています。投資家たちは、このコスト増がきっかけとなって、空売りポジションを解消するための買い戻しが連鎖する、劇的な展開を固唾をのんで見守っている状況と言えるでしょう。
私自身の見解を述べさせていただきますと、今回の措置は市場の需給バランスが極限まで偏っていることを示す象徴的な出来事だと考えます。品貸し料が4倍になるということは、単にコストが増えるだけでなく、空売りを仕掛けている側にとっては「含み益がコストで削られる」という心理的な圧迫になります。無理な売り崩しを狙う勢力に対して、日証金が市場の健全性を保つためにブレーキをかけた形ですが、これが短期的な株価の乱高下を招く可能性は否定できません。
今後の展望としては、2019年07月12日以降の取引開始直後から、どれだけの買い戻し注文が入るかが最大の焦点となるはずです。空売り勢がコストを嫌って一斉に決済に動けば、株価が垂直立ち上げを見せる場面も想定されるでしょう。一方で、株価の下落を確信している層がこの高額な逆日歩を耐え抜くのか、それともギブアップして買い戻すのか。千代田化工建設を巡るマネーゲームは、いま、まさに最も熱い局面を迎えていると言っても過言ではありません。
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