日本航空が誇る期待のニューフェース、エアバスA350初号機のデビューが目前に迫る中、少しばかりヒヤリとするニュースが飛び込んできました。2019年09月の就航を控えた訓練の最中である2019年07月14日、新千歳空港を飛び立った同機が、急遽目的地を変更して羽田空港へ降り立ったのです。当初は成田空港を目指して飛行していましたが、空の安全を最優先に考えた結果、冷静な判断が下されました。
トラブルのきっかけとなったのは、機体の動きを司る「油圧系統」の不調を示すアラートです。具体的には、配管内にあるフィルターが目詰まりを起こしているという警告が、コックピットの計器に表示されたのでした。この油圧系統とは、飛行機の翼を動かしたり車輪を出し入れしたりするための、いわば機体の「筋肉」を動かすエネルギーを伝達する非常に重要なシステムを指します。
国土交通省が2019年07月16日に発表した報告によれば、搭乗していた4名の乗員に怪我などは一切なく、機体も無事に着陸を終えています。その後の詳細な点検の結果、驚くべきことにフィルターの目詰まりといった異常はどこにも見つからなかったそうです。つまり、センサーが何らかの理由で過敏に反応してしまった「誤表示」の可能性が極めて高いという結論に至りました。
SNS上では今回の事態に対し、「本番の就航前で本当に良かった」「最新鋭機でも初期の挙動は慎重に見るべき、JALの判断を支持する」といった冷静かつ応援する声が数多く寄せられています。中には「早く新しい機体に乗ってみたいから、完璧に仕上げてほしい」といった、2019年09月のデビューを心待ちにするファンの熱いコメントも見受けられ、注目度の高さが改めて浮き彫りになりました。
編集部としての意見ですが、こうした些細な予兆を見逃さず、訓練段階で徹底的にリスクを排除する姿勢こそが、日本の空の信頼性を支えているのだと感じます。システムが正常であっても、警告が出た以上は着陸して点検する。この愚直なまでの安全へのこだわりは、利用者として非常に心強く映るでしょう。むしろ、実戦投入前にこうした課題を洗い出せたことは、大きな収穫と言えるかもしれません。
既に日本航空は2019年07月17日までに訓練飛行を再開しており、秋のデビューに向けた準備は着々と進んでいるようです。新しい時代の翼が日本の空を優雅に舞う日は、もうすぐそこまで来ています。今回のトラブルを糧にして、より一層磨き上げられた安全運航体制とともに、私たちに素晴らしい空の旅を届けてくれることを期待して止みません。
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