2019年07月12日、福岡市内の会場は熱気に包まれていました。佐賀銀行が初めて主催した「ベトナム情報交換会」には、福岡や佐賀から計18社、約30名ものビジネスマンが集結したのです。現在、目覚ましい経済成長を遂げているベトナムへの関心は、地方企業の間でもかつてないほど高まっていることが伺えます。
今回の集まりには、すでに現地で事業を展開している9社に加え、これから進出を検討している企業も多数参加しました。製造業から飲食業まで多岐にわたる業種が顔を揃え、実体験に基づいたリアルな情報が飛び交う貴重な機会となったようです。銀行が単なる融資の枠を超え、企業の「課題解決」に踏み出した姿勢は非常に画期的といえるでしょう。
会場には、日本貿易振興機構(ジェトロ)や国際協力機構(JICA)といった強力な支援機関も名を連ねました。ジェトロとは、日本の貿易振興を目的とした政府機関であり、海外進出のノウハウ提供や市場調査を担う組織です。一方のJICAは、開発途上国への技術協力などを行う公的機関で、現地での信頼構築において重要な役割を果たします。
こうした専門機関やコンサルティング会社が同席することで、企業はより具体的な戦略を練ることが可能になります。SNS上でも「地方銀行がここまで手厚く海外展開を支えてくれるのは心強い」「ベトナムは勢いがあるから、横の繋がりができるのは大きい」といった、期待に満ちた反響が数多く見受けられました。
筆者の視点から申し上げますと、この取り組みは地方企業の生き残りをかけた極めて重要な一手だと確信しています。ベトナム人の勤勉な国民性と日本の高い技術力が融合すれば、新たなイノベーションが生まれる可能性は非常に高いはずです。単なる工場移転ではなく、文化交流を含めたパートナーシップの構築こそが、これからの海外戦略の肝となるでしょう。
さらに注目すべきは、労働力の受け入れという側面です。人手不足が深刻化する日本において、若く活力に溢れたベトナムの人材は大きな希望となります。佐賀銀行が企業同士の連携を模索することで、こうした人材交流の円滑化も期待できるのではないでしょうか。地域経済を支える銀行の新たな挑戦は、まさに今、始まったばかりです。
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