2019年07月23日現在、日本列島はどんよりとした空模様に包まれています。大型の台風5号が各地に爪痕を残して通り過ぎましたが、期待されていた「台風一過」の青空はなかなか顔を見せてくれません。それどころか、大気の状態が非常に不安定になっており、局地的な雨が降り続くなど、どこか落ち着かない空模様が継続しています。本来であれば、台風が熱帯の乾いた空気を連れてくるはずですが、今年は少し様子が異なるようです。
こうしたスッキリしない天気の背景には、上空の複雑な気流が関係しています。「台風一過」とは、台風が去った後に雲が吹き払われ、気持ちの良い快晴になる現象を指しますが、今回は湿った空気がしつこく居座っている状態です。SNS上でも「台風が過ぎたのに、なぜずっと雨なの?」「洗濯物が干せなくて困る」といった困惑の声が相次いで投稿されています。多くの人が、このジメジメした季節の終わりを今か今かと待ちわびていることが伺えます。
エルニーニョ終息で一変?猛暑と豪雨がやってくる理由
なぜ今年の梅雨はこれほどまでに長く、しぶといのでしょうか。その大きな原因の一つとして、これまでの気象を支配していた「エルニーニョ現象」が挙げられます。これは太平洋赤道域の海水温が平年より高くなる現象で、日本付近では夏の太平洋高気圧の張り出しを弱めてしまう性質があります。このため、2019年の夏は立ち上がりが遅く、高気圧がなかなか日本を覆い尽くすことができなかったというのが、気象の裏側に隠されたメカニズムです。
しかし、最新の予測によれば、このエルニーニョ現象もようやく終息へと向かう兆しを見せています。これは一見喜ばしいニュースに思えますが、実は手放しでは喜べない側面も持ち合わせているのです。高気圧の勢力が急激に強まることで、これまでの涼しさが嘘のような「厳しい暑さ」が突如として訪れる可能性が高まっています。また、空気中に含まれる水蒸気量が増えるため、ゲリラ豪雨のような激しい雨への警戒も、今まで以上に強化しなければならないでしょう。
私個人の見解としては、この「梅雨明け間近」というタイミングこそが、最も防災意識を高めるべき時期だと感じています。長雨で地盤が緩んでいるところに、急激な真夏日や大雨が重なれば、思わぬ災害を招きかねません。これからの本格的な夏を安全に楽しむためにも、最新の気象情報をこまめにチェックしつつ、熱中症対策を万全に整えておくことが大切です。青空が広がるその日は、もうすぐそこまで来ているに違いありません。
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