2019年7月11日、日本の空模様を左右する大きな気象ニュースが飛び込んできました。気象庁は、昨年から私たちの地球を温め続けてきた「エルニーニョ現象」が、2019年6月をもって終息したとみられることを公式に発表したのです。2018年10月から半年以上にわたって続いていた異常気象の引き金が、ようやくその役目を終えたことになります。
そもそもエルニーニョ現象とは、南米ペルー沖の海面水温が平年より高くなる現象を指します。これが起きると世界中で冷夏や暖冬、豪雨などの異常気象が引き起こされやすくなるのですが、2019年6月の平均海面水温は基準値との差がわずか0.3度まで縮まりました。この数値の変化が、専門家たちに「終息」を確信させる決定的な要因となったようです。
SNS上では今回の発表を受け、「ようやくあのジメジメした天候から解放されるのか」といった期待の声や、「これから一気に猛暑がやってくるのではないか」という不安の声が入り混じっています。気象庁の分析によれば、太平洋赤道域の西部で雲が発達する「対流活動」が活発になり、東から吹く「貿易風」が強まったことで、溜まっていた熱が解消されたと分析されています。
編集者の視点から申し上げますと、この終息宣言は私たちの夏休みの計画に大きな影響を与えるに違いありません。エルニーニョが終わるということは、大気がこれまでの特殊なパターンから解放されることを意味します。しかし、それは必ずしも穏やかな夏を約束するものではなく、むしろ本来の日本の「厳しい暑さ」が本領を発揮するステージが整ったとも解釈できるでしょう。
今後の予測については、2019年の秋にかけて、エルニーニョもその逆のラニーニャ現象も発生しない「平常の状態」が続く確率が高いとされています。極端な海水温の変化がない時期は、季節の移ろいが例年通りになることが期待されますが、近年の異常気象を鑑みれば油断は禁物です。最新の予報をチェックしながら、令和最初の本格的な夏への備えを万全にしていきましょう。
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