🔥熊本地震からの復興を加速!南阿蘇の未来を担う若者たちが起こす「奇跡のフットパス」とは?【SNS反響も】

2016年4月14日に前震が発生した熊本地震は、熊本県南阿蘇村に甚大な被害をもたらしました。特に村内の立野(たての)地域では、地震から3年が過ぎた2019年6月現在においても、住民の帰還がなかなか進まないという深刻な課題に直面しています。しかし、そんな故郷の危機に立ち上がったのが、地元に根ざす若者たちです。彼らは、地域に再び賑わいを取り戻すための旗振り役として、復興への歩みを伝える活動や住民との交流の機会を精力的に創出しています。

その熱意ある取り組みの一つが、立野地域の若者有志で結成された「立野わかもん会」が企画した「立野地域フットパス」です。フットパスとは、イギリスを発祥とする「森林や田園地帯、古い街並みなど地域に昔からあるありのままの風景を楽しみながら歩く道」を指す言葉で、この企画では、地域の被害が大きかった場所などを巡ります。前震からちょうど3年となる2019年4月14日早朝には、およそ20名の若い男女がカメラを片手に集まり、大きく崩れた山肌など、生々しい地震の爪痕をその目で確かめていました。

参加者は、本震で崩落した阿蘇大橋の跡地や、完成したばかりの復興住宅の前など、地区内約3キロのコースを2時間かけてじっくりと歩き巡りました。「ここの石垣が崩れて新しくなったんですよ」と、積極的に参加者に話しかけていた同会メンバーの農家、田中駿吾さんは、復興へ向けて進む故郷の姿を見てもらうことで「古里に活気を取り戻したい」と強い決意を表明しています。また、奈良県から参加した会社員の杉本実莉さんは「立野の魅力を十二分に楽しめた。また来たい」と語るなど、参加者からは大きな満足感が得られているようです。

立野地域は地震前、360世帯880人が暮らしていましたが、度重なる土砂崩れなどで壊滅的な被害を受け、一時は全世帯が「長期避難世帯」に認定されました。認定が2017年10月末に解除された後も住民の帰還は思うように進まず、2019年4月1日時点での帰還は地震前のわずか4割にあたる158世帯354人にとどまっています。特に若年層の人口流出が著しいという現状を踏まえ、地元に戻った20代から40代の住民たちは「復興に若者の視点を生かす」という信念のもと、2018年9月に立野わかもん会を結成。春のフットパス実施に向けて、入念な話し合いを重ねてきたのです。代表の高瀬大輔さんは「立野を訪れる人が少しでも増えるきっかけになれば」と願い、今後も年4~5回ペースでの様々な交流イベント開催を計画しているとのことです。

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🏫学生たちも立ち上がる!「学生村」黒川地区での復興活動

若者たちの復興への取り組みは、立野地域に留まりません。かつて東海大学の学生が多く下宿し「学生村」とも呼ばれていた同村黒川地区でも、若者が主体となった復興イベントが企画されています。東海大の学生や黒川地区の住民らで構成される実行委員会は、昨年に続き2019年4月21日に、被害状況を伝える「語り部」となって地域を巡る「南阿蘇・黒川ウォーク」を開催しました。被災地巡りとともに、震災遺構などを見学できる村の公式アプリ「つなぐ」の体験会や、地元住民が料理をふるまう心温まる交流会なども開かれており、地域と学生の絆を深めています。

この若者たちの「草の根」の活動が広がることに対して、南阿蘇村復興推進課の担当者は「地域が元気を取り戻していることをアピールでき、住民の帰還を後押しする効果も大きいはずだ」と、大きな期待を寄せています。SNS上でも、こうした若い世代の自発的な行動に「素晴らしい活動」「復興の光」「自分たちも何かできないか」といった、共感と応援の声が多く寄せられているのを見かけます。被災地が直面する課題は深刻ですが、未来を担う若者たちが古里を想い、一歩ずつ前に進む姿勢こそが、真の復興への道を切り拓く鍵となるのではないでしょうか。私も、こうした活動が南阿蘇村全体の活気回復につながり、一人でも多くの住民が安心して故郷に戻れる日が来ることを心から願っております。

【図・写真】地震の爪痕が今なお残る立野地域を巡るフットパス参加者ら(2019年4月14日、熊本県南阿蘇村)

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