【石川・能美発】食べても安全な「ユズのハンドソープ」が介護現場を救う!ルバンシュが挑む地産地消のオーガニック戦略

石川県能美市に拠点を置く化粧品メーカー「ルバンシュ」が、驚きの新製品を世に送り出します。2020年04月の発売を予定しているのは、万が一お口に入ってしまっても安心な「EAT ゆずハンドソープ」です。この製品の最大の特徴は、化学薬品を一切使用せず、天然由来の原料のみで作り上げられている点にあります。地元の特産品であるユズの香りを最大限に活かした、優しさと安全を追求した逸品が誕生しようとしています。

一般的なハンドソープには、汚れを落とすために化学系の界面活性剤が使用されることが多く、これらは体内に入ると有害な影響を及ぼす可能性があります。しかし、ルバンシュが開発した新製品は、体に優しいアミノ酸とユズから抽出した天然の精油のみを組み合わせて製造されます。「精油」とは植物から抽出される高濃度の香り成分のことで、これを独自の技術で配合することで、自然本来の心地よい香りと高い安全性を両立させているのです。

この画期的なプロジェクトの背景には、能美市の井出敏朗市長からの熱い打診がありました。能美市で育てられるユズの多くは、全国的にも珍しい無農薬かつ有機肥料による栽培が行われています。非常に希少で高品質な素材ですが、これまでは果汁を絞った後の皮が活用しきれず、産地の課題となっていました。ルバンシュの千田和弘社長は、この廃棄されるはずだった皮に眠る「香り成分」の価値を見出し、有効活用を決意したのです。

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最新技術で閉じ込める「採れたて」の香り

ユズの鮮度と香りを守るため、ルバンシュは2019年09月下旬に専用の抽出設備を導入します。通常、高温で加熱すると香りの成分は壊れてしまいますが、新設備では釜の内部を減圧することで、成分を損なわない70度前後での沸騰を実現します。この「減圧蒸留」という手法を用いることで、ユズ本来の瑞々しい香りをそのまま抽出できるのです。本社からわずか10分の場所で原料を調達できるという利点も、香りの鮮度を維持する重要な鍵となっています。

SNS上では「家族が認知症なので、食べても大丈夫なハンドソープは本当に助かる」「地元の無農薬ユズを使っているなら安心して子供にも使わせたい」といった期待の声が早くも上がっています。介護施設や老人ホームでは、認知症の高齢者が誤って石鹸を口にしてしまう事故が懸念されていますが、こうした「食の安全基準」を満たした製品は、介護現場の負担を大きく軽減する希望の光となるに違いありません。

250ミリリットル入りで1000円(税別)という価格設定も、天然素材へのこだわりを考えれば納得のいくものと言えるでしょう。2019年11月から本格的な量産化に向けた取り組みが始まり、地域の伝統工芸である九谷焼の作家がラベルデザインを手掛けるなど、石川県の魅力を世界へ発信する役割も担っています。単なる清掃用品にとどまらず、地域の誇りと優しさを形にしたこの製品は、多くの人々の心に寄り添う存在になるはずです。

近年の消費者の意識調査によれば、オーガニック化粧品市場は右肩上がりで成長を続けており、安心・安全へのニーズは今後もますます高まっていくでしょう。私自身、企業の利益だけでなく、地域の廃棄物問題の解決や介護福祉への貢献を同時に実現しようとするルバンシュの姿勢に深く感銘を受けました。今後はラベンダーなど他の香りへの展開も期待されており、石川県から始まる「安全な香り」の輪が全国へ広がっていくことを確信しています。

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