日本最大級の求人情報サイト「バイトル」などを運営するディップ株式会社から、組織の未来を占う重要な人事異動が発表されました。2019年08月31日付で渡辺永二氏が取締役を退任し、翌日の2019年09月01日からは、現在取締役兼COOを務める岩田和久氏が新たに経営管理本部長を兼任する運びとなりました。
COOとは「最高執行責任者」を指す言葉で、企業の日常業務や事業運営の指揮を執る極めて重要なポジションです。岩田氏が人材サービス事業のトップを継続しながら経営管理の舵取りも担う今回の決定は、現場のスピード感を経営に直結させようという、同社の強い意思を感じさせます。SNS上では「経営基盤がより強固になるのではないか」といった期待の声も上がっているようです。
広報と経営戦略のスペシャリストが執行役員に新任
今回の人事では、経営の柔軟性を高める執行役員の役割も強化されました。経営管理本部のコーポレートコミュニケーション統括部長を務める浜辺真紀子氏と、同本部の経営統括部長である新居晴彦氏の2名が、新たに執行役員へと抜擢されています。社外への発信力と、社内の戦略立案力の双方を底上げする狙いがあるのでしょう。
コーポレートコミュニケーションとは、企業の価値をステークホルダー(株主や顧客、地域社会などの利害関係者)へ正しく伝え、信頼関係を築くための広報活動を意味します。人材不足が深刻化する昨今において、ブランドイメージを向上させる専門職が経営層に加わる意義は非常に大きく、今後のディップの露出やメディア戦略がどのように進化していくのか、非常に楽しみな展開と言えます。
私個人の見解としては、実務のトップであるCOOが経営管理まで統括する今回の体制は、意思決定の迅速化において理想的な形だと考えます。目まぐるしく変化するHRテック業界において、一瞬の判断ミスが命取りになるからこそ、現場を知り尽くしたリーダーに権限を集中させたのでしょう。新たなリーダーシップによって、求職者と企業を繋ぐ新たな価値が生み出されることを願って止みません。
コメント