建設現場のIT化を力強く牽引する株式会社オクトが、地方銀行系のベンチャーキャピタルなどを引受先とした第三者割当増資を実施しました。2019年09月06日に発表されたこの資金調達の規模は約6億円にのぼると見られており、これにより事業拡大期を指す「シリーズB」での累計調達額は合計で約19億円に達したことになります。
今回の投資に踏み切ったのは、池田泉州キャピタル、いよぎんキャピタル、京銀リース・キャピタル、ちばぎんキャピタルの4社です。有力な地方銀行がバックアップする投資会社が名を連ねている点に、地域経済の基盤である建設業界をアップデートしたいという強い期待感が滲み出ています。SNS上でも「地銀が建設DXに本腰を入れ始めた」と、この連携を驚きとともに歓迎する声が広がっています。
建設現場の救世主「ANDPAD」が変える現場の未来
オクトが展開する主力サービス「ANDPAD(アンドパッド)」は、複雑な建設プロジェクトを一元管理できるクラウド型のソフトウェアです。クラウドとは、手元のパソコンやスマートフォンにデータを保存するのではなく、インターネット上のサーバーで情報を共有する仕組みを指します。これにより、事務所にいる施工管理者と現場で働く職人さんたちが、リアルタイムで正確な情報を共有できるようになりました。
これまで紙の図面や電話、FAXに頼っていた現場のやり取りをネット上でデジタル化することで、必要な資材の発注ミスを防ぎ、作業工程の無駄を劇的に削減します。2019年08月時点での導入企業数はすでに1600社を突破しており、業界内での信頼は確固たるものとなっています。効率化によって現場の残業時間が減ることは、深刻な人手不足に悩む建設業界にとって、まさに「待望の解決策」と言えるでしょう。
編集者の視点から申し上げますと、今回の地銀連合による出資は、単なる資金提供以上の意味を持っていると感じます。建設業は地域に根付いた企業が多いため、地方銀行のネットワークを通じてANDPADが普及することは、日本のインフラを支える地方の建設会社全体の底上げに直結します。今後は研究開発や地方拠点の新設も加速する予定で、アナログだった建設現場がスマートに進化していく様子にワクワクを隠せません。
コメント