フィギュアスケートのシーズンがいよいよ幕を開け、カナダのオークビルで開催されているオータム・クラシックが熱を帯びています。2019年09月12日に開幕したこの大会で、女子ショートプログラム(SP)に登場した紀平梨花選手が、早くも世界を驚かせる素晴らしい演技を披露してくれました。昨シーズンのグランプリファイナルを制した若き女王は、今季の初戦というプレッシャーを微塵も感じさせない滑りを見せています。
演技の幕開けと共に注目を集めたのは、彼女の代名詞とも言える「トリプルアクセル」でした。この3回転半ジャンプは、前向きに踏み切って3回転半回るという非常に難易度の高い技であり、女子選手で安定して成功させられる者は限られています。紀平選手はこの大技を冒頭で鮮やかに着氷させ、観客の心を一気に掴みました。基礎点の高さはもちろん、その質の高い出来栄えが審判からも高く評価されたのは間違いありません。
得点は堂々の78.18点をマークし、首位という最高の位置でフリープログラムへと繋げました。彼女を追う2位には、2018年平昌冬季五輪の銀メダリストであるロシアのエフゲニア・メドベージェワ選手が75.14点でつけています。実力者同士のハイレベルな競り合いは、現地でも大きな盛り上がりを見せており、紀平選手の集中力の高さが改めて証明された形となりました。初戦からここまでの完成度を誇るのは驚異的だと言えるでしょう。
SNS上では、「梨花ちゃんのアクセル、相変わらず美しい!」「シーズン初戦からこのスコアは期待しかない」といった絶賛のコメントが溢れかえっています。世界中のファンが彼女の進化に熱視線を送っており、特に今季から導入される新しいプログラムへの適応力の高さに注目が集まっているようです。ライバルたちがひしめき合うロシア勢に対抗できる唯一無二の存在として、その期待値は日を追うごとに高まっていることが伺えます。
個人的な見解を述べさせていただきますと、紀平選手の強みは単なるジャンプの技術に留まらず、指先まで意識が行き届いた表現力にあると感じます。ジャンプの成否に一喜一憂することなく、プログラム全体を一つの物語として完結させる力は、まさに成熟したトップスケーターの証でしょう。今回、メドベージェワ選手という強敵を抑えて首位に立ったことは、彼女の今シーズンにおけるメンタル面での優位性を築く大きな一歩になったはずです。
注目が集まる男子SPと今後の展望
興奮冷めやらぬリンクでは、続く2019年09月13日にさらなるビッグイベントが控えています。いよいよ男子ショートプログラムに、日本の絶対的エースである羽生結弦選手が登場する予定です。彼にとってもこれが今季の初戦となり、どのような新しい世界観を氷上で描いてくれるのか、世界中が固唾を呑んで見守っています。女子フリーの決着も含め、明日は日本フィギュア界にとって目が離せない一日になることは間違いありません。
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