日々の生活の中で私たちが避けて通れない「ストレス」という目に見えない存在を、客観的な数値で測れる日が来るかもしれません。大阪大学の研究チームは2019年09月24日、老化を抑制する働きを持つとされるタンパク質「αクロトー(アルファ・クロトー)」の血中濃度が、ストレスの度合いに応じて変化することを突き止めました。
そもそも「αクロトー」とは、もともと寿命を延ばしたり老化を防いだりする役割があると考えられてきた物質です。今回の発表によれば、精神的な負荷を強く感じている人ほど、このタンパク質の数値が上昇する傾向にあることが判明しました。これまで主観に頼りがちだった心の疲れが、血液検査という科学的な手法で可視化される道が開かれたのです。
ストレス社会の救世主となるか?客観的な指標開発への期待
SNS上ではこのニュースに対し、「自分のストレスがどれくらいか数値で知りたい」「過労死を防ぐための客観的なデータになればいいのに」といった期待の声が数多く寄せられています。メンタルヘルス管理において、本人が自覚する前にリスクを察知できる仕組みは、現代社会において極めて重要な意義を持つでしょう。
私自身の見解としても、この研究成果は予防医学の観点から非常に画期的なものだと確信しています。ストレスは溜め込みすぎると心身に深刻なダメージを与えますが、具体的な数値として提示されれば、休息を取る正当な理由にもなり得ます。科学の力が、頑張りすぎる現代人のブレーキ役として機能することを切に願ってやみません。
今後はこの「αクロトー」を測定の指標(ベンチマーク)として活用するための、より簡易的で精度の高い検査手法の開発が進められる予定です。血中濃度の変化がどのようなメカニズムで起こるのか、さらなる詳細が解明されれば、私たちの健康管理の常識は2019年09月24日を境に大きく変わり始めるかもしれません。
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