2019年10月12日、大型で非常に強い勢力を持つ台風19号が日本列島へ接近しており、新潟県内でも週末に予定されていた主要な行事が続々と中止を余儀なくされています。特に注目を集めていたのは、翌日の2019年10月13日に開催を控えていた「新潟シティマラソン」の開催断念でしょう。今回で37回目を数えるこの大会には、全国から1万2706名ものランナーが集結する予定だっただけに、地域全体に大きな衝撃が走っています。
主催する新潟市は、参加者はもちろん運営を支えるボランティアやスタッフの安全を最優先に考え、苦渋の決断を下しました。ネット上では「この日のために練習してきたのに悲しい」「安全第一だから仕方ないけれど、やり場のない気持ち」といったランナーたちの悲痛な叫びが溢れています。自然の猛威を前にしては、どれだけ入念な準備を重ねても太刀打ちできないという現実に、私自身もイベント運営の難しさと安全確保の重要性を改めて痛感せずにはいられません。
国民文化祭の関連行事も中止に!交通インフラへの深刻な影響
影響はスポーツイベントに留まらず、文化芸術の分野にも波及しています。上越市で実施されるはずだった「太鼓の祭典」も、国民文化祭の一環として期待されていましたが、あえなく中止が決定しました。この祭典は32団体400人もの出演者が魂を揺さぶる演奏を披露する大規模な舞台であり、担当者も「観客の身の安全を考慮するとやむを得ないが、非常に残念だ」と肩を落としています。大規模イベントは地域活性化の起爆剤となるだけに、その経済的・心理的損失は計り知れません。
また、移動の足となる公共交通機関も「計画運休」という異例の事態に突入しています。計画運休とは、予測される災害被害を未然に防ぐため、あらかじめ時間を決めて列車の運行を止める措置のことです。JR東日本新潟支社は、2019年10月12日の午後3時以降、信越本線や羽越本線を含む全線で順次運転を取りやめると発表しました。特急「いなほ」や「しらゆき」も運休が決まっており、三連休を控えた帰省客や観光客の足が完全に遮断される見通しです。
空の旅も例外ではなく、2019年10月12日に新潟空港を発着する便は日本航空で13便、全日空で12便、さらにLCCのピーチ・アビエーションも運休を決定しました。こうした徹底したリスク管理は、かつての災害教訓を活かした「空振りを恐れない」姿勢の現れだと言えるでしょう。今は何よりも、県民の皆様が不要不急の外出を控え、安全な場所で台風の通過を待つことが最善の選択です。今は非常に苦しい時期ですが、また笑顔でイベントが開催できる日が来ることを願ってやみません。
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