ダイセルが2019年11月に組織改編と人事異動を発表!特機・MSDカンパニーの新たな布陣と経営戦略の行方

化学業界の大手として知られる株式会社ダイセルが、2019年10月21日に新たな人事異動および組織改革の内容を明らかにしました。今回の発表によれば、2019年11月1日付で特機・MSDカンパニーを中心に重要なポストの入れ替えが行われる予定です。山崎征幸氏がMSD技術開発センターの主席部員に就任するほか、石田修一氏が同センターのプロセス開発室にて特別技術職を務めることになりました。

また、現場の要となる播磨工場では、岩井保範氏が工場長補佐という重責を担うことになります。注目すべきは、同日付で特機・MSDカンパニー内の技術企画部が廃止されるという機構改革です。ここで触れられている「MSD」とは、医療機器(Medical)や安全装置(Safety)などの高付加価値なデバイス事業を指しており、ダイセルが今後の成長戦略において技術の集約と効率化を加速させる意図が読み取れるでしょう。

このニュースに対し、SNS上では「老舗化学メーカーのダイセルが、より機動的な組織に変化しようとしている」といったポジティブな反応が見受けられました。既存の「部」を廃止して技術開発センターへリソースを集中させる姿勢は、技術革新のスピードを上げたいという企業の強い意志を感じさせます。単なるコスト削減ではなく、次世代のイノベーションを生むための戦略的なスリム化であると、私は高く評価しています。

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12月の中国拠点トップ交代とグローバル展開の深化

さらにダイセルの勢いは国内に留まらず、2019年12月1日付での国際的な人事異動も発表されました。現在、中国における重要拠点である「ダイセル中国投資」で総経理、つまり現地法人の社長職を務めている柳瀬文人氏が、セルロースカンパニーの事業企画室主幹部員へと帰任します。これに伴い、後任の総経理には内田良二氏が抜擢されることとなりました。

柳瀬氏が移る「セルロース」事業は、植物由来の素材を扱うダイセルの祖業とも言える中核部門です。中国市場での知見を国内の企画部門に還元することで、持続可能な素材開発をグローバルな視点で推進する狙いがあるのではないでしょうか。内田氏が率いる新体制の中国拠点も、現地の需要をどう取り込んでいくのか、その手腕に大きな期待が寄せられています。

世界情勢が激しく変化する中で、適材適所の配置をスピーディーに行うことは、企業の競争力を左右する生命線と言っても過言ではありません。2019年の締めくくりに向けた今回の人事と組織改編は、ダイセルがより強固なグローバル企業へと脱皮するための重要な布石となるはずです。同社が掲げる技術主導の経営が、どのような成果を結ぶのか、今後もその動向から目が離せません。

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